7月もあっという間に終わり、8月に入りましたね。
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しばらく忙しくてブログにノータッチだったんですが、その間にたくさんのコメントをいただきましてありがとうございました!
実は帰国してからと言うもの、イマイチ自分でもこのブログの立ち位置的なものもよくわからず迷いもあったのですが、私のブログに「気づき」を感じさせると言うコメントを頂き、そのような存在でいられると言うのであれば喜んで!今後も書かせていただきたい所存でございます。
とは言え、あくまで私と言う一個人の視点に過ぎませんので、自分と合わないことについては、スルーしたりなど…まあ、テキトーに流してやってください。
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と言うわけで戻ります。
我が家の市では夏休みは約1ヶ月。期間はそれなりにたっぷりあるので、しっかり楽しめばドイツでの夏休み並みに楽しむことができます。
が、30日中20日は長男アユは今年は夏期講習。
うちは次男ワタは受験を考えていないので行かないつもりですが、中学受験をする高学年のお子さんだと塾に行く子も多いことでしょう。
に、加えて子供たちは夏休みの宿題、読書感想文や自由研究など…はたまた部活に明け暮れる子もいるかも知れません。(今年はコロナでストップしてそうですが)
って日本の子ども、夏休み全然休めないじゃん!!(汗)
「夏”休み”」じゃなくて「夏”ホームスクーリング”」じゃない?
そうなんです(涙)。
日本の夏休みってなんか休めないんです。
でもまあ、なんとなく受け止められるのが日本の生活。
日本の人たちにヨーロッパの長い夏休みについて語ると、羨ましく思われる反面、
「そんなに長い時間ダラダラするのも飽きそう」「そこまで金銭的に余裕もないし、時間もなんかもったいない」と言われ、意外に周りから同意を得られません(涙)。
確かに日本にいるとその気持ちも分からなくありません。
そこでなぜ、日本では夏休みがこんなに詰め込みでも、日本人に受け入れられるのか考えてみました。
1)気分転換できるプチ娯楽が日々転がっている
ドイツ生活と決定的に違うところは日々の娯楽があちらこちらに転がってるところでしょうか。
日々の生活が忙しくても、安くて美味しい外食できるお店や、たくさんのアプリで読める漫画、本格コンビニスウィーツなどがいつも私たちにプチ幸せを与えてくれます。
地方でもイオンなどのショッピングモールなどに行けば、娯楽にショッピングにグルメに家族で心を満たしてくれるのです。おそらく忙しい日本人のスタイルにあった娯楽なのでしょう。
ただ、ちょこちょこと散財してしまうのはちょっとストレスですが…。
2)長い休みに慣れていない
日本ではあまり長期休暇を取らないので、いざ2〜3週間何もしないでいいと言われるとどうすればいいのかアワアワしてしまう人も実は多いのかも知れません。
子どもが中学校からもらってくるお便りを読むと「夏休みこそ苦手な科目を克服するいい時期」「差がつく時期」などと書かれており、「長期休暇をぼんやり過ごしてしまうのはもったいない、学校がない時期こそ有意義に向上心を持って取り組むべきだ」という考えが大人になっても根付いてしまうのだと思われます。
3)バケーションのスタイルが違う
1箇所に長くとどまり、のんびり過ごすスタイルの欧米スタイルに比べて、日本人の旅行はかなり忙しい。
これは上記の「せっかく大金はたいて旅行に行くのだから有意義にしたい」という向上心とせっかちさが関係していると思うのですが、確かにあのエネルギーと1日の旅の予算を考えると短期間になるのは当然でしょう。
なので海外旅行でも数日〜1週間あれば十分なのだと思います。一方欧米スタイルだと、コンドミニアムなどで自分たちで食事を作り、海辺でシートを広げて読書をしたり、自然の中をサイクリングするなどさほどお金がかからず過ごすことができます。
この旅スタイルの違いは画像で見てみても明らかです。
ちなみに日本人が大好きな「北欧」の場合、例えば「デンマーク 旅行」という日本語キーワードで調べると
おお!カラフル!なんと華やかで可愛い街並み!!!!コペンハーゲンの街並み一色ですね。
デンマークに可愛い街並み(や雑貨など)を求めていることがよくわかります。
一方ドイツ語で同じキーワードで調べてみると…
デンマーク、めっちゃ寂しそう!田舎!!!と思われる画像が続々(笑)。
ドイツ人はデンマークに自然や安らぎを求めているんですね。 というか色々な人の話を聞く限り、実際北欧の田舎は都市部以上に魅力的だと思われます。ヨーロッパで都市部観光を求めるならパリやロンドンの方がグッと派手でおすすめかも。
まあ、実際にドイツではマヨルカ島(スペイン)にはパリピがつどい、北欧旅行には安らぎを求める人たちが集まる傾向が強いと言われています。ちなみに日本で人気のムーミンもマリメッコもドイツでは話題にする人をほぼ見ません。私も日本にいた頃は「北欧=オーロラ、マリメッコ、ムーミン、かもめ食堂」のイメージでした。まあ確かにどれものんびりはしていますが。。。
なんかイメージ戦略に踊らされているワタクシ。笑
というわけで今年の夏はさほど遠出もできないため(まあ、コロナなのでむしろ諦めがついていいのですが)ちょこちょこと小さなことで夏休みを楽しもうと思います。
皆様も夏の暑さにどうぞ気をつけて素敵な夏休みをお過ごしくださいませ。
コメント
コメント一覧 (4)
いつもブログ、楽しく拝見しています。
ユウさんの鋭い視点と分析力には、いつも「なるほど~」と思ってしまいます。
日本の夏休みは、確かに『夏homework』ですね。
私たちが子どもの時代は、もう少しグウタラできていたような、、、。
でも、ちょっとした娯楽が多いのとかを聞くと、それもそれでなるほど~と思えたり。
デンマークの検索結果が面白い!
結局、ほとんど情報に踊らされてるっちゅーことですよね(^^;
私も前に、フィンランドの教育の素晴らしさをママ友に話していたら、「でもここは日本だからね~」と言われました。
でも私としては、子どもたちをロボットのように扱うような日本の教育の窮屈さは、もう少し(いやかなり)改善していってほしいと、願ってます。
ユウさんのブログ、そんなわけでとっても有意義です!
これからもユウさん視点の鋭い(&面白い)発信、楽しみにしています(*^-^*)
いつもありがとうございます!!嬉しいです!私もフィンランドの教育をYouTubeで見て本当に感動したのですが、これを(ブログに)書いても、「でもここは日本だから〜」と言われてしまうんだなと思いやめてしまいました(笑)。PTAも学校の不条理なルールもオーバーワークも「日本だからね」と言ってしまえば終わりと言うか、改善されないんだろうな〜と思って色々と思うことを書いています。^^もちろん現状に十分満足してる方もいるだろうけど、こういう考えの人もいるんだよ〜。と知って欲しいなと思っている次第です。
おっとH.C.アンデルセンを忘れてはいけません。
スウェーデン🇸🇪の人はデンマーク語が難しいと言いますよ。ドイツ語の格変化も面倒ですが。体操🤸♂️女子の個人総合で池田敬子センセイが3位になった事、1966年の世界選手権です。それに荒川静香さんがフィギュアの世界女王になった場所としてボク的にドルトムントは有名です。旧採点方法最後の大会で6点満点が出て珍しく荒川さん泣いてました。
荒川静香さんが世界女王にドルトムントでなったのは知りませんでした!!!
デンマークは確かにアンゼルセンも有名ですよね。そして語学もめちゃくちゃ難しそうですね。。。