ここ数日関東では蒸し暑い日々が続いています。
梅雨のこの時期に日本にいるのは本当に6年ぶりで、日本の湿気と暑さに体が全くついていけません…。
私のガサガサ踵がツルツルになるほどの湿気です!すごいな(笑)
さて、梅雨が開ければ夏休み。
今年もコロナで遠出は難しそうですが、いずれにしろ中2の長男アユの高校受験のことを考えると、勉強にある程度集中しないといけない夏になりそうです。
ドイツで最も勉強する時期は高校生以降。
大学に行くために「アビトゥア」という受験資格をゲットせねばいけません。日本と違い、プレゼンをする口述試験があったり、一教科に5時間ほどかけて(パンなどをかじりながら)ガリガリと論述を行う筆記試験などがあるそうでそれはそれはとてもハードだそうです。
が、おそらくアユと同学年の子達は今はまだ非常にのんびり、宿題ゼロで夏休みをめいいっぱいエンジョイしていることでしょう。
それを聞くとやはりドイツ、いいな〜とも思いますが、日本は如何せん高校受験があるので厳しい…。
まあ、今不満を言っていてもこの2年以内に高校入試の内容がガラリと変わるとは思えないのでとりあえず頑張るしかありません。
問題はズバリ1年生の時に全くやっていなかった単元。これをなんとかこの夏にある程度やってしまわないといけないのです。結局本人とも話し合い、塾の夏期講習に行くことになりました。
というわけで人生で初めて子供の塾に面談に行ったのですが、非常に興味深かったです。
うちのエリアは中学受験が盛んで、高校受験が非常に大変だと言われています。なので私としては完全にビビっていたのですが、話を聞いて、まあなんとか頑張れば公立も私立も入れるところはありそうだなと少しだけ安心しました。
県立高校は、人口に対して進学校が少ないし、また私立は中間一貫教育がメインになってきている傾向があるので、高校から入るのが難しいそうなのです。
散々そうした話を周りから聞いていたので今までとにかく不安しかありませんでしたが、面接をした塾の先生は予想よりはるかに冷静で少し拍子抜け。親の方がはるかに加熱しているなと。また帰国子女を見ていた経験にも長けているようなので驚きました。さ…さすが都会!
と、いうことで、とりあえずは夏期講習にトライ。その後は様子を見て考えていこうと思っています。
1つ不安なのが、アユはあまり根性がなく両立が苦手なので、今後塾をやるなら他のことをやるのは嫌だと言いそうな点。
が、私としては人生には教養や娯楽、体力なんかも必要だと思っているので、今習っている水泳やドイツ語も継続させたい、そしてそれを本人にも納得させたいと思っている次第です。まあ本当にこりゃ無理だなと思ったらやめさせますが。。。
人生で「バランス」は大事だなと思うのです。特に高校受験で燃え尽きてしまうと、大学受験なんて到底無理だろうし、そもそも人生自体が育児や趣味、家庭、介護などとの葛藤やバランスをとりながら行うものだと思うので、むしろその練習だと思って欲しいなと。
とは言え、これは私の考えでありエゴでもあります。
思春期に入り、本人自身も子供も親と自分の意見は違うと主張したいこともあり、こちらがいいと思う提案はなかなか受け止めてくれません。頭ごなしに言っても絶対無理。だからと言って子供がいうことを全て鵜呑みにしてしまうのも違う。
思春期の子供の子育て、難しいです!
*日本ではアニメや漫画、ゲームの影響で、イラストレーターや、漫画家になりたい子供ってすごく多い気がします!特に大人しめの子に多い。まあ「イバラの道」なんで。。。自分がある程度業界を知ってるだけに手離しで私は応援はできない…。
まあ、今後も話し合いを持ちながら、なんとか前に進んでいければな〜と思う次第です。
コメント
コメント一覧 (2)
今回の記事を拝見し、もう何十年も前ですが自分が帰国子女として生活していた時のことを思い出していました。私は義務教育の9年間を当時まだ西ドイツのハンブルグで過ごした後、帰国しました。自分だけは残りたいと思ったぐらい嫌だった帰国ですが、帰国後はやはり今の目の前のことが全てなんですよね…当時はメールすら普及していなかったため、時々友達が送ってくれる手紙が楽しみでもあり、それでもって「自分がいなくても普通に流れていく彼らの時間」を嫌でも認識し、さらに自分の日常を報告しようにもこんなこと言って本当に興味を持ってもらえるんだろうか…と自問自答する。高校3年間はずっと自分が宙ぶらりんのような思いをしてきました。ドイツの友達とも疎遠になり、ずいぶん大人になってから再びSNSなどでつながるようになりました。
アユ君もきっと初めての受験に不安を覚えておられると思うので、万が一彼が一旦「今」を優先したいとおっしゃった場合もどうか受け入れてあげていただきたいなと思っています。ドイツでがんばってきた姿をずっと見守っていらしたお母さまの「ドイツを忘れてほしくない」というお気持ちもとってもよくわかります。少し語学力は落ちたとしてもドイツで過ごしたこと、そこで得たことなどは一生お子様たちの大切な宝物として染み込んでいますので安心してくださいね。
おせっかいおばさんでした
すごく丁寧なコメントをありがとうございます!そしてドイツ帰国子女大先輩のアドバイスをいただけて本当に嬉しかったです。
目の前のことが全てになる…まさにそんな感じです。今は余裕もなく一杯一杯と言うことが喧嘩をしながらも話し合いを通じだんだんと彼の思うこともわかってきましたので、彼の今の生活も家族で大切にしていこうと思ってる次第です。少し余裕ができたときに、Sueさんのように、ドイツでの思い出が彼の宝物のもののうちの1つになれれば本当に嬉しいなと思います。