大晦日です!年末です!


日本ではクリスマスとお正月が「和食とイタリアン」くらいはっきりと行事が分かれているので、クリスマスが過ぎたら、一気に新年に向かう気分になりますよね。

日本ではこの新年を挟んでのこの時期を年末年始と呼びますが、ドイツでは「Zwischen den Jahren」、直訳すると「年の間」みたいな言い方をします。


この呼び方、中世ヨーロッパ頃の「1年の始まりと終わりをいつにするか論争」に由来しています。


12月25日のキリストの誕生の日を1年の始まりとみなしたり、(また終わりとみなしたり)、12月25日を1年の終わり、そして3賢者の日の1月6日を1年の始まりにするなど、12月25日〜1月6日の期間で「1年の始まりをどこにするか問題」がカトリックとプロテスタントなどの宗派で激しかったそうなのですが、それが1691年にローマ教皇のインノケンティウス12世が1年の終わりを12月31日、始まりを1月1日と決めるまで続いたそうなのです。


で、その12月25日〜1月6日(場合によって12月31日までの年末)の宙ぶらりんだった時期のことをそう呼んだそうで、今もその呼び名がそのまま残っているのだそうです。


この宙ぶらりんな期間、洗濯や縫い物、掃除などの仕事をすると災いが起こるという迷信があり、人々はできるだけそういったことをせずに静かに過ごし、できるだけ親しい仲間と会うようにしたそうで、今でもその「年の間」は「今年を見つめ直し、未来を考える」時期として冬休みを家族でのんびりと過ごす時期のもととなったとされるようです。

*「Zwischen den Jahren」の由来等については諸説あり、非常に難解なのでこのくらいの知識でお茶を濁させてください


というわけで、日本の年末年始の由来とは全く違いますが、ドイツもすっかり年末気分です。
今年は毎年恒例の花火をする習慣が禁止されたので、すごく静かな大晦日になることでしょう。。。

大晦日は毎年我が家のマンションの上の住人が爆音で深夜中パーティをするので、それに耐えかねて、この時期は毎年旅行に行っていたのですが、コロナなので留まることに。今年も馬鹿騒ぎをする可能性大ですが、頑張って耐える覚悟はできております。。。(とほほ)


今年はコロナの影響で長めの冬休みが始まり、それと同時にロックダウンとなり、本当に著しく人に会っておらず、ろくに動かず、食べてばかりでグダグダですが、その甲斐(?)あってか、ドイツの1日新規陽性者3万件がここ2〜3日で一気に1万人台まで下がりました。

(もちろん祝日は検査数が少ないこともありますが)


まだまだ先行き不透明でコロナ騒ぎで落ち着かない毎日ですが、来年も心身ともに元気に過ごしたいものですね。今年も私の拙いブログを読んでいただきまして本当にありがとうございました。


来年は少しでもいい年になりますように。


おまけの写真館


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*ザ・コテコテのドイツ料理を作ってみた(肉以外は瓶詰めなどの既製品ですが。。。)

30.12.2020
*目の前の果物屋に買い物に行った次男をマンションから隠し撮り。(初めてのお使い風な目線で観察)

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*近所を散歩(毎日天気が悪いんです。。。鬱になる。。。)


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*ボルシチ作ってみた。水煮の赤かぶがたっぷり。

の4点。ここ最近の退屈な生活が伝わる4点かと思います。。。


では良いお年を!