ドイツの大体の小学校は給食がないため午前中授業です。
ただ5時間目までがっつりやることも多いので、10時ごろに軽食休憩なるものがあり、家から持ってきたサンドイッチや果物、お菓子などのプチお弁当を食べるのですが、そのお弁当にたま〜に厳しい先生も。次男ワタの以前の担任(現在産休中)の先生は、お弁当に甘いものは週1回と決めていました。
が、ジャムトーストやチョコペーストも「甘いもの」と認定しているほどで、ドイツ的には相当厳しい先生です。
しかし今の担任の先生はとにかく優しくてユルい!「軽食のきまり」も特になく、
なんと授業中何かをつまみながら受けてもいいとのこと!
(ダラダラ食いはおそらくダメ)
びっくりしたので家庭教師の先生に聞いてみたら「まあ、小学校はそういう先生も結構いるわね」とのことでまたまたびっくり!
けじめに厳しい日本の教育を受けてきた私としては「こんなんじゃダメ人間になるんじゃ‥」と、このフリーダムな状況を目の当たりにして当然ながら心配してしまうのですが、基本的にドイツの小学校って幼稚園の延長的な雰囲気があるのです。
日本に比べ基本的に早期教育をよく思ってないので、幼稚園の年長さんでやっと自分の名前が書けるレベルです。小学校1年生の宿題も塗り絵とか結構ありました(笑)。
学校自体が特に目標を掲げているわけではないですが、私が思うに「勉強は二の次。まずは子供が楽しく学校に行ける」ことではなかろうかと。
実際に学校に不安を抱えている子が精神安定剤的にお気に入りのぬいぐるみを持ってきたりすることが普通に許されたり、キックボードで登校できたり、早く課題が終われれば教室にあるおもちゃやボードゲームで遊んでもいいなど、日本に比べドイツは家庭の延長に小学校がある印象です。
とはいえ、小学校を卒業するとドイツは中高一貫教育なので、急に大人っぽくなり先生も子供を大人扱いする機会が多くなります。日本でもあどけない小学生だった子供たちが、ぶかぶかな中学の制服をまとってなんだか大人っぽくなるように、ドイツの子供らも小学生用ランドセルを卒業し、18歳の上級生の大人っぽさにドキドキしながら、中高生向けのリュックサックを背負って学校に行くようになるのです。
ドイツは小学4年生で終わりなので、少し早い気もするのですが、大体このくらいの学年から子供も次第にしっかりしてくる気がするので、「大人の階段を上る」のにちょうどいい頃合いなのかもしれません。
というわけで日本以上に甘やかされ幼くいられるドイツの小学生時代。
そのためドイツの小学生の方が日本よりも不登校が少ない気がします。
けじめも大切ですが日本の小学校ももう少しリラックスできる環境であってもいいのかもしれません。
まあ、授業中のお菓子まで許してしまうと大問題になってしまいそうですが。。。W
コメント
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まあデメリットももちろんあります!でも子供が楽しく行っていることはありがたいです!月曜から閉まりますが。。。(涙)