え〜と今日何日だっけ。。。23?
え?11月ももう下旬じゃない!
というわけで気がつけば今年も残りわずか。
コロナ禍でバタバタしているうちに11月下旬に突入し、今年も残すところあと1ヶ月と少しとなりました。例年であればドイツはこの時期からクリスマスに向けて最も盛り上がる季節です。
日本もクルスマスシーズンは街中がデコレーションやイルミネーションで華やかになりとても盛り上がりますが、ドイツはやはり本場とだけあって、商業的な強さだけでなく、クリスマスは人々の精神的な喜びであるということがよく分かります。
日本と大きく異なる点と言えば、クリスマスまでの期間をとても楽しみにしているということでしょう。
クリスマス当日は家族と過ごす日なので店も全て閉まり、街中はむしろ閑散としています。
では、ドイツではどんな感じでクリスマスまでの期間を待つのかをご紹介します。
1, Plätzchen(クッキー)やシュトーレンと呼ばれるケーキをこの時期に焼く
日本のクリスマスと言えばデコレーションされた生クリームのクリスマスケーキですが、ドイツではPlätzchenと呼ばれるクリスマスクッキーやシュトーレンというずっしりと重い日持ちするケーキを、この時期に大量に焼いて缶に保存します。
12月前半は友人とだけでなく、学校や幼稚園、習い事などでもクリスマスイベントが目白押し。「クリスマスお茶会」なるものがあり、この焼いて置いたクッキーやケーキなどをコーヒーやお茶と共に皆で頂くのです。なのでこの時期雑貨屋に行くと可愛い中身が空のお菓子用の缶がたくさん売っていますが、このクッキーなどを保存しておく缶なのです。
2, アドベントカレンダーやアドベントキャンドル
既に日本でもかなり普及していると思われるアドベントカレンダー。
12月1日から始まってクリスマスまでの24日間分、小さい袋にプチギフトが入っていて、朝起きると子供たちは袋のプチギフトを開けて喜ぶ、というささやかなこの時期の楽しみです。
昔は親がちょっとしたお菓子を入れた手作りのものが一般的だったそうですが、年々派手になり、ハリボやチョコレート会社などのお菓子メーカーはもちろんの頃、レゴなどのおもちゃメーカーのもの、そしてコスメなどの大人用のものまで出ています。値段も手頃なので、この時期のギフトにもぴったり。
一方アドベントキャンドルはクリスマスまでの4回の日曜日にロウソクを1本づつ灯してクリスマスを待つというもの。
このアドベントキャンドルも市販のものもありますが、手作りも人気です。こうしたものをせっせと用意する時間もクリスマスを待つ楽しい時間なのですよね。
3, クリスマスツリーは12月中旬以降に
日本では11月末ごろから出す家庭も多いと思いますが、ドイツのクリスマスツリーのお目見えは非常にギリギリです。
元々はクリスマス前日あたりから飾り付けをし、1月6日にしまうものらしいのですが、毎年生もみの木の販売が12月中旬ごろから行われるのでその時期頃に購入し、飾り付けを始めるご家庭も多いです。まあ日本はクリスマスが終わるとすぐにお正月になってしまうので長く楽しむならこの時期から飾り付けるのがベストでしょうね。
と、書いていて私自身も楽しい気分になってしまいましたが、残念ながら今年はドイツもクリスマスマーケットはほとんどの地域で中止です。
しかもドルトムントのドイツ1大きい(世界一?)高さ45メートルの生木を束ねて作ったツリーも今年は途中まで組み立てていたのに、なんと中止になり解体されていました。
(今年は無し!)
商業施設はデコレーションもされ、それなりに賑わってはいますが、カフェやレストランが11月末まで開かないので買い物に出ても休憩も出来ないため、自然と足が遠のきます。
と、いうわけで全くクリスマスの気分に慣れない今日この頃。残念ではありますがどうしようもありませんね。もはやコロナの終息を願うしかありません。
ドイツでは毎日多くの新規感染者が出てはいますが、ワクチンの話題など明るい話も出ています。
(ドイツのフランクフルトあたりのヘッセン州は医薬関連の研究機関が集中している地域で、いつかはコロナの新薬やワクチン開発がされてもおかしくないと言われていたそうです。ドイツでは12月末にはワクチンがお目見え予定。既に「誰から打つか」の話題までニュースで報道されています。)
あと1ヶ月少し、今年を少しでも楽しい気分で過ごしたいものです。
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