先日、子供らの歯科定期検診&クリーニングに連れて行きました。



虫歯等の問題はありませんでしたが、長男アユの歯を見て先生が一言。

「歯科矯正する気はありますか?」


アユの歯並び、素人目にはそんなに悪いとは思わないのですが、歯医者さん的には矯正した方がいいとのこと。

一般に「欧米人は歯が命」という言われていますが、ドイツも然り。


噛み合わせの悪さや歯並びの悪さは見た目に悪いだけでなく、虫歯にもなりやすいなどの問題があるとのことで、ざっと見ても中学生くらいのドイツの子たちの3分の1くらいは矯正器具をつけている気がします。

そう、ドイツでは思春期の入り口には、矯正開始が待ち構えていると言ってもいいでしょう。
28.10.2020
*当然ながら矯正中は誰もが見た目も悪いので嫌な時期です。しかし歯並びがガタガタだと見た目も悪く、印象も悪いということで将来を考えて矯正させる親は多いです。(もちろん歯の健康面も考えて)ちなみに欧米では八重歯は「悪魔の歯」的な印象を与えるためチャームポイントには全くなりません。

ドイツでも矯正の際には、一般歯科ではなく矯正歯科に通うのですが、やはり嬉しいことに日本でやるとバカ高い子供の矯正がなんとほとんど保険の範囲内でカバーできるしまうということ。


私の学生時代にも何人か矯正していた子はいましたが、本当に学年で数える程度だった気がします。

田舎には矯正歯科自体もほとんどありませんでしたし、やはりなんと言っても一番は費用の問題でしょうね。


そのためドイツで矯正を勧められれば、費用の問題もクリアされるわけでほとんどの親が首を縦に振ることになると思います。

当然我が家も首を縦に…振りたいところだったのですが、矯正のルールとして1つ。


矯正の途中でやめてしまうと保険会社が費用を負担してくれないらしい。


実は我が家、この1年以内に帰国も考慮しているので、矯正を今から始めるとなると2年か3年はかかるので、ドロップアウトせざるを得ません。


なのでその旨を伝えると「それは残念。じゃあ日本で矯正やってね」と当然のように言われました。


は…はい。(汗)しかし矯正、高いですよね。。。(汗)


それに加え、ワタの入れ歯(永久歯の前歯を抜いたので入れ歯をしているのです)も保険外の可能性もあって高いだろうし…。(ちなみにワタは学校内での怪我だったため「事故保険」なる物が適用され保険内で全て治療されています)


ドイツ、色々と保険があって複雑なのですが、おかげで広範囲の治療が保険内で賄われているのは本当にありがたい!(アメリカは本当に大変だと聞きます。)


引っ越してきた当時は難しすぎるドイツ語に「なぜ英語圏じゃなかったか?!」と日々涙しておりましたが、結果男の子2人の親としては、医療面で特に助かっており、毎回怪我やら何やらやらかすたびに「住んだ外国がドイツで本当に良かった〜」と胸を撫で下ろす次第です。


ちなみに我が家は言葉がまだまだ怪しいものの全て現地の病院に行っています。
来る前は「絶対ドイツ語で現地の病院なんて無理!」と思っていましたが、現実問題、何時間もかけてデュッセルドルフに行くわけにもいかないし、毎回通訳を付けるわけにもいきません。

歯医者、内科、小児科、皮膚科、耳鼻科、泌尿器科、婦人科、大病院での手術…
などを今までこなしてきましたが、今のところ、特に大きな問題はありません。
口コミなども参考にしつつ、言葉以上に、ある程度病院自体が信頼できるところだというのが大切かなとも思います。

でも毎度、上手く伝わるだろうか、こなせるだろうかというストレスがありますけどね…^^;