市が運営する音楽スクールでバイオリンを習っている長男アユですが、
さらにそのスクールが主催するオーケストラの練習にも参加することになりました。
とは言え、特にバイオリンが好きなわけではありません。
元々水泳とバイオリン(各週1回づつ)を習っていたアユですが、
水泳を辞めることになったため、その週1回を埋めるべく代わりに
何かスポーツをした方がいいと提案したものの、アユは断固拒否。
実は以前からバイオリンの先生に「オーケストラにも参加したら」
と誘われていたのですが、運動嫌いなアユは
「じゃあオケは?これに参加するならいいだろう?」と交渉してきたため、
我々もまあそれはそれで悪くはないな、とそれで手を打った訳です。
なんともアユらしい消極的な理由…。
ドイツでこの基準は重要で普遍的です。
カヌーなどのイベントに参加する際にも申し込み用紙などに
「あなたの水泳レベル」という欄があって、
「ゴールド」「シルバー」などと記入する訳です。
次のレベルに上がるには2、3点の項目をクリアする必要があるのですが、
アユは飛び込みが出来なくてゴールドが取れず挫折。
「もうちょっとじゃん!さっさと飛び込みなよ」
と言ったら(見てて焦ったいのです)
「じゃあママ、3Mから飛び込める?」
と冷めた目で聞かれたので、
それ以上無理強い出来ず断念(笑)。
と、話戻します。
しかし市が運営する音楽スクール、民間に比べて破格な安さで驚いていたのですが、
なんとオーケストラまでやっていたとは!
早速オケの先生に月謝を尋ねると、
「オーケストラ参加費は無料です。
さらにオーケストラに参加するお子さんは
今習っている楽器のお月謝(アユの場合バイオリン)が
12%割引になります」
という訳のわからない回答が!!!!
これは私のドイツ語理解力に問題があるのではと心配になり、
今度はバイオリンの先生(なんとたまたま日本人なんです!)
に尋ねたところ、やはり私の解釈が間違っていなかったことが判明。
え?どういうこと?
どうやらこのナゾのお得システム、ドルトムント市の音楽スクールが
それだけ子供たちにオーケストラを推奨しているということらしく、
やる気のある子はそれだけ上達するという非常に理にかなったシステムなのだそう。
レッスン料は民間に比べて破格、楽器は無料で貸し出し、
そしてオーケストラの参加費無料ってどれだけ太っ腹なんだよ!
と叫ばずにはいられません。
ただプロを目指す子は大抵が民間のプライベートレッスンに通っていますが、
このように気軽に音楽にトライしたい子にも
選択肢があるのがドイツの良いところだなと感じます。
ドイツは音楽が盛んな国と言われていますが、こうした所以なのかと妙に納得。
ちなみにドイツはサッカーの国でもありますが、クラブに所属すれば(誰でも入れる)
こちらも破格かつ素晴らしい環境でプレイできるのが素晴らしいなと感じています。
ちなみにもう1つ忘れてはいけないこと…
そう、ドイツはビールの国!(笑)
こちらも良質で純粋なビールが安いのでビール好きにはたまりません。
350ml瓶ビールがスーパーで買うと100円以下!
ただし飲み過ぎ注意です。
私は最近また1キロ太ってしまったのでダイエットせねば…。
コメント
コメント一覧 (2)
オケに入ると、レッスン料が割引というシステム、素晴らしいなあ。ドイツらしい考え方ですね。
羨ましい!
なかなか敷居の高いバイオリンやギターなんかに子供時代から触れられるのを見てると音楽に関しては恵まれているな〜と思います^^もちろん日本も教育面でいい面もたくさんありますけどね〜。