先日、友人に誘われアニメのセル画展なるものに行ってきました。

ドルトムントの中央駅すぐそば、中央図書館の隣に小さな展示場がありなんとそこで日本のアニメのセル画や絵コンテなどの展示がされているというのです。

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実は日本のアニメはドイツではかなりの人気。毎年ライン川沿いで行われるデュッセルドルフ の「ジャパンデー」と言う大規模イベント(*残念ながら今年はコロナで中止)は、日本の屋台が所狭しと並ぶ中、毎年ドイツ人コスプレーヤー達で溢れ、またドルトムントでも市が廃校舎を利用して「アニメ&日本文化イベント」を定期的に開催しているほど(非行に走りがちな若者にコミュニティをといった試みらしい)ドイツの一部の若者を虜にしている日本のアニメ。 ドイツでは日本のアニメばかり放送してるチャンネルがあって、セーラームーンやワンピース、ドラゴンボールなどが常にやっています。(再放送の古いものばかりですが)ちなみに長男アユは保育園時代からの筋金入りポケモンファンで毎日放送されてる古いポケモンを今でも見てるほど。

12.06.2020


実はうちのお隣さんの娘さん(14歳くらい)も日本の少女漫画をはじめ、日本文化にどっぷりハマっているらしく、先日お隣さんにばったり会ったときに『うちの娘が日本の女の子ってどんなおやつを食べてるのかしら?とかファッションは?とか興味津々だから今度教えてやってよ〜』みたいな旨のことを言ってきたのですが、私たちが思春期時代に洋楽にハマるように(今は韓国文化が人気らしいですね)自国の文化が退屈に思えてしまい、違う世界に対する憧れが芽生える時期なのかもしれません。まあ、ブームの中心は基本若者ですし、中年以降の典型的なドイツ人から見れば「理解しがたい若者の謎の文化」と言った感じでしょうが。。。


ちなみに誘ってくれた友人の娘さんもセーラームーンにハマっているという事で行ったのですが。。。展示自体はかなり数も少なく(展示室も狭く)、地味な感じでした。

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が、異国で見る日本の昔のセル画は新鮮でした。今はアニメもコンピューターで作っているだろうからますます手作りのセル画に味を感じましたよ。ドイツで触れる日本の文化は正直全体的に少し古いものも多いのでノスタルジーな気分にもなれます。


しかしこうしてたまにお出かけできるくらいコロナも落ち着いてきましたが、公共トイレがコロナのせいで大幅に使用禁止なのです。ただでさえドイツ、トイレが少ないのに。。。と、いう事でドイツ在住の皆さんも、お出かけの際はどうぞお気をつけて。