このまま夏休みまで週1通学予定だった小学校ですが、なんと突然州から声明が出され、再来週の月曜日からいきなり幼稚園と小学校が普通に再開となるそうです!もう完全に諦めていたのでこれはびっくり。まさに青天の霹靂です。とはいえ、ノルトライン・ヴェストファーレン州の今年の夏休みは6月末から。6月15日から再開してもたった2週間でまた夏休みに入るのか…と思うと憂鬱ではありますが。。。
でもここ数日、その前兆もありました。2ヶ月前まで毎日1000人(ひどい日は3000人とか)をゆうに超える感染者が出るドイツでしたがロックダウン緩和を厳しい制限の下で少しづつ進め、その甲斐あってかここ1週間はほぼ毎日500人以下の感染者に抑えられています。本日は300人台まで下がりました。(とは言え日本より遥かに多いのですが。。。)
*大幅に感染者数が減り、回復者数が増加しており、現時点では確実に終息に向かっているのを感じます。(赤が感染者、緑が回復者、黒が死亡者)再生産数は現在0.6程度。出典:ドイツ誌「WR」インターネットサイトより
と、いうことでドイツは一気に景気対策に向かってまっしぐら。16兆円規模の経済対策、消費税減税、子育て家庭への現金給付などを進める方向です。ドイツ人最大の関心ごとと言っても過言でない、「夏休みのバケーションどうなる問題」も、先日よりじわじわとキャンプ場やホテルなどが開き始め、ついに6月15日より(一昨日のニュースで知ったのですが)、大部分のヨーロッパ圏内の旅行も可能になったと報道されました。イギリス旅行に至っては2週間の隔離規則がありますが、ほとんどはそう言った制限もないそう。。。しかもなんとイタリア旅行までも解禁に!(スペインは7月1日と遅れての解禁)え、ええ〜!?そんな急に色々開いちゃって大丈夫なの〜!??…とそのスピード力に驚きを隠せません。
というか、バカンス解禁の話を聞き、「オイオイ!学校よりバカンスの方が先なのかよ!?」と腹が立ってしまいました。お隣デンマークやオーストリアでは一番に学校や幼稚園が開いたくらいなので、いくら経済が大切だとは言え、子供にとって教育を受ける機会が失われることは非常にきついことだともこのコロナ禍で激しく感じたのも事実。特に我が家のような外国人家庭ではいくらドイツ語のテキストをやらせても日に日にドイツ語力が衰えていくのは目に見えていて、外国人ならではのハンデというものをしみじみ感じました。
と、怒っていた矢先での小学校解禁。バカンス解除前の駆け込み感満載ですが、残念なことに中学校以降はまだ決定していません。長男はロックダウン以降まだ1回しか学校にいっておらず親としてはかなり気を揉んでいます。
しかし夏休みにバカンスで弾ける→また感染拡大→学校も閉鎖、という流れにならないことを願うばかり。このまま長男が全く学校に行けない可能性を考えると本当にゾッとします。
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