08.12.2018

先日の12月6日はドイツでは聖ニコラウスの日でした。日本では全く馴染みのない聖ニコラウスですが、ドイツでは第2のクリスマスのような日で、プレゼントは本来はこの日にもらえたそうです。まあ宗教改革の影響やらなんやらで24日がメインになってしまったそうなのですが、プレゼントの名残は今だに残っており、子供にとっては小さなお菓子やお金などを貰える嬉しい日でもあります。そしてイベントもあちこちで行われています。



そんな6日の夜には長男のギムナジウムでも、「ニコラウスコンサート」なるイベントがありました。子供達の合唱や、ピアノ、ギター、バイオリンの演奏、ダンスまで盛りだくさんのプログラム。日本でも小中高とこのような学校行事としての音楽イベントはありますが、結構硬いイメージですよね。

ドイツでは、学びも行事も、とにかく非常にカジュアル。みんなが知ってる歌をステージの人がギターで弾けば、みんなで合唱、しっとりしたバラードを歌えば、スマホのライトでペンライトのように振るなど、(これ、最近の流行りですよね。。。)かなりノリがいい。ドイツでは大人しい子もステージに立ちますが、みんな堂々しています。観客が無反応ではなく、応援してくれるような空気で観てくれるからリラックスできるのでは?と感じます。
ラストには、ロン毛、ピアスのダンディオヤジが、クリスマスソングを熱唱。歌い方もパフォーマンスもあまりに堂々していて、やたらと盛り上がったので有名人か!?と思ったらなんと物理の先生でした。


ギムナジウムは高校3年生まで在籍しているので、盛り上がり方も思春期の子達っぽくてちょっと自分の学生時代を思い出してしまいます。(つい最近まで高校生だったと思ってしまう図々しい私。。。)しかし、ノリのいい若者たちですが、聴くときはちゃんと静かに聴くなどマナーがいいところも素晴らしかったです。(って発言がやはりオバちゃんな私。)



中学では男子は丸坊主、高校では女子は黒や紺色のリボン以外は不可、と言った田舎のお固い世界で育った当時の私が、ドイツのこのカジュアルさを見たらびっくりするだろうな、とついつい思ってしまうのでした。


こんな自由な学校ライフが送れて、長男がちょっとうらやましいな〜。