地元のスポーツチームが運営しているスイミングスクールに通ううちの子ども達。
活動は、市営の温水プールを借りて行っています。 この温水プール、ほとんど泳げない子どものための小さいプールと、競泳用の大きなプールの2つあります。「タツノオトシゴワッペン」(25M泳げる証明)を取った長男アユは、クラスが上がり、この競泳用のプールに移ることになりました。高い飛び込み台があるだけで他は、日本のプールと何ら変わらないこの競泳用プールですが。。。水深を見てびっくり!

なんと一番深いところで3.5メートルもあるではありませんか!!!

2017


「だから溺れないように一生懸命泳いでるんだよ!(汗)」というアユですが、これにはびっくり。更に驚いたことには、タツノオトシゴワッペンをとった子はみんなこちらのプールに移るので、アユよりはるかに小さい幼稚園児や1年生くらいの子なんかもスイスイとこちらで泳いでいるのです。 この深いプール、うちの使用している施設が特別な訳ではありません。実はドイツのプールはこれが標準。ほぼどのスイミング施設もこのような深さになっています。おまけに室内プールなのに、水が結構冷たい! これはわざとこのようになっているらしく、実際溺れたりすることを想定して対応できるようになるためにもこのようになっているとのこと。競技として水泳をしている人もたくさんいますが、ドイツでの水泳の1番の目的は、万が一水難事故にあっても、泳げるようになることのようで、たまにですが、違うクラスで洋服を着て泳ぐ訓練をしている姿も見たことがあります。
(追記:後でドイツで競泳をしている人に聞いたところ、水が冷たいのは競泳用のためでもあり、深いのはシンクロなど色々な競技が出来るようにとのことでもあるそうです。ただ、競泳用でない一般コースの水泳は最終的には「ゴールド」という資格を取ることが目的。これをとるとレスキュー資格が得られます。)まあ、目的がどうであれ、やっと泳げるようになった子供たちがこの深くて冷たいプールで泳ぐというのはかなり大変なことです。


 確かにこのリアルさは生きる上で大事かもしれませんが、日本ではちょっと考えられませんよね。。。


 ドイツ人のたくましさを感じました。