先日の12月6日はドイツでは「ニコラウスの日」。


ドイツにはもともとクリスマスイブにサンタがプレゼントを持ってくるという風習はなく、
12月5日の夜に聖人ニコラウスが夜にやってきてプレゼントを置いていく日なんだとか。(正式にいうと枕元に脱いだブーツに入れてくれるらしい。靴で生活するドイツらしいですよね。)

幼稚園で先生が「今日はニコラスがくるね!やったね!」と話しているのを聞いて、「ヤバい!すっかり忘れていた!」とその夜急いでチョコレートを買ってきて枕元に置いておきました。子供らは当然喜び、学校でもその話をすると、ムスリムの子以外には全員来たとか。。。

ふー、危ない、危ない。

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ちなみに夫の会社でも、子どもの学校でも、習い事でも、この6日前後はお菓子を配っているところは多く、あちこちでもらっていたらあっというまに我が家はチョコレートだらけになってしまいました。(だいぶ食べてしまったので一部を写真で)


では24日は何もないのか?というと。。。


現代ではちゃっかり24日もドイツの子どもたちはプレゼントをゲットしています。ドイツではクリスキント(神の子ども=キリスト)が24日のシンボルなのですが、それがだんだん「子どもの妖精」というキャラになり、このクリスキントが24日の夜にプレゼントを持ってくるということになっていったそう。そしてさらにその後、アメリカから、日本でもおなじみ「サンタクロース」が広まり、クリスマスの夜は「サンタもしくはクリスキントがプレゼントを持ってくる」というなんとも微妙な設定になっていったということです。

2017

 なので、ドイツの方に「で、結局どっちが持ってくるの?」と聞くと、「う〜ん、、、、。人による(笑)」とのこと。


と、いうわけで6日とクリスマスの2回もプレゼントがもらえるドイツの子ども達。プレゼンターも3人いてなんだかカオスな感じですが、まあ、子どもらはプレゼントをもらえる機会が増えて楽しい季節のようです。