国語の期末テストでものすごく悪い点を取ってきた長男アユ。
その理由の1つに数字で答える問題が結構あり、なんと「1」の書き方に問題があるということではねられた!というものでした。
欧米人の数字って見慣れないと難しいのですが、癖的なものも含めて全然違います。「4」とか「9」もそうなのですが、特に1と7は明らかに違う!
欧米で「7」という数字は真ん中に線を引くことで「7」と認識されるので、1が結構個性的。棒みたいに書く人はほぼおらず、上の折り曲がる部分を結構しっかり書くので日本人からすれば「なんだこりゃ7か?」と読み間違えてしまうでしょう。
それをアユもよく知っているので、日本に帰ってから数字の書き方には非常に気をつけてきました。実際はねられた「1」も誰がどう読んでも「1」としか読めない‥。
でもこの中学校の国語の先生内では「1」は棒一本の字しか認めないというルールがあったらしく、1年生からこのルール子供達に伝えているということでした。
でた、謎ルール!
しかし、ひょっとしたら高校入試は絶対に棒の1しか書いてはいけないのかな?受験対策としては正しいのかも知れない。。。私ももやもやしながらも電話するほどではないのかな?と思っていたのですが…
そこでリモート夫が秒で学校に電話!(笑)
伝えたポイントとしては
1)問題用紙もこの「1」という書き方の字なのに子供の解答の1の書き方だけ認めないのはおかしい
2)テストというのは、日頃の授業の内容を、子供らが理解しているかを確認したり、定着度をはかるものであって、数字の書き方のテストではない。(そもそも読める「1」だし。)本来の目的を忘れた採点方法に疑問を感じる
3)うちは2年生からの編入なのでそもそもこのルールを知らなかった。そもそもこの学校は帰国生も多いので、日本生活に不慣れな子も結構いる。そうした子たちのバックグランドを考慮することも必要なのでは。
みたいなことでした。
あそこまで数字の1に拘るんだから、絶対折れない堅物に違いない!と思っていた私ですが…
その国語の先生は
「おっしゃる通りです。」と。
ありゃりゃ、意外にあっさり。
結局今回このテストの点は修正してもらえなさそうですが、国語の先生間でその件については今後話し合いを設けられることになりました。「まあ、先生たちも忙しくて、こうした採点が作業になってしまうのはわかるのよ。でもテストの本来の目的を見失うのはよくないと思う。だからこうした機会に言えたのはよかったんじゃないかな?」と、夫は満足げ。
こうした内容は一歩間違えるとクレーマーになってしまうのですが、今回は学校と冷静にいい話し合いが持ててよかったなと感じています。
実際、本人も採点に対するイライラ&モヤモヤが取れたというか、嬉しそうだったので、やはりこうした不条理なことには、子どもの味方になってあげないとな、と改めて感じました。
コメント
コメント一覧 (15)
長年そこに住んでいるとその違和感がだんだんと当たり前に思ってしまい疑問に感じることもできなくなります。疑問を持つこと、それを議論していくことは日本の教育の発展に繋がると思います。
これからも貴重な気づきを共有していただけたら嬉しいです。
後で子供のものを見返したらこの「1」ではなく、一番下に横線のある「1」でした。なので「7」とは区別できるのは明らかかなと。(なんかわかりにくい表現ですみません)まあ誰が読んでも「1」に見えるものを議論を本気でするならば、日本で「1」の数字の書き方を文部省で定めるとか何かしら定義したほうがいいかも知れませんね。
ありがとうございます!まさにその違和感を伝えられて何かしらの「気づき」を発信できたら、とまさに思っているので嬉しいです。まあこの内容に好みはあると思うのですが、世の中いろんな人がいるんだよ〜ということで。。。
桁区切りのカンマとピリオドのように国により文化の違いはありますが、その国で一般的でない表記だとコミュニケーションを阻害しかねません。日本でマイルや華氏で言われて即座に理解できる人が稀なように。
多人種組織とか手書きの一切ないところで働けば問題ないですが。
手書きのFAXや社内書類を処理するような仕事についてたとき、正直数字より癖字の日本語のほうが判別しにくかったですし注意もなかったですよ。(笑)
こういうの、学校、先生、会社、上司によっちゃいますよね。
アユさんは大人ですね~。(私は中学生になってから、テストのとき4の上をくっつけるなと言われて、何故かすごい反発した覚えあります。反抗期+親に言われたので…。。)
日本の書き方がドイツで通じなくて注意される。高橋さんの旦那さんはドイツの学校に講義の電話をしたでしょうか?
どうしてもドイツが上、日本が下と思っていませんか?
ぜひ高橋さんに知って頂きたいのですが、チャールズ・ワーグマン作の「馬鹿鳥の肖像」、おヒマでしたら検索してみてください。
「牛肉を食べてビールを飲めば一人前になれると思っている馬鹿な鳥(オウム)」明治維新で近代化を進めている日本を風刺した絵です。
オウムはモノマネを得意とする鳥です。いくら西洋化を進めても無批判で受け入れるだけでは、たんなるモノマネで終わってしまいます。。。
私も英米育ちで、成人後あちこち行く度にその国の表記に慣れるのに苦労しました。
海外から帰国すると、一般の人が知らない知識や語学力があることを過信して、どうしても「視野の狭い島国のみんなに教えてあげる」目線になりがちな方々もいます。
でも常に相手からも学ぶ姿勢でないと、相手にも伝わります。お子さんのためにも、エクストラの経験があることを、良い方向に向けてあげてください。コミュニケーションって言語力やバックグラウンドに関係なく磨けますから。
帰国子女からのささやかな願いです。
でも、何をどう書いても伝わらない人には未来永劫伝わりませんわね。あぁ、息苦しい。
コメント欄はみんなそれぞれの正義があるなと感じますね。日独どちらが優位とかそういう話ではないことに大半の読者は気づいていると思うし、私もこういう気づきの話は再発見があって楽しく拝見してます。
日独どちらが優位とかそんな話ではなく、色んな経験をしたからこその視点に私はとても共感します。コメント欄はみんながそれぞれの正義を持っているから、それはそれで。誰とでも繋がるインターネットならではですね。これからも発信楽しみにしてます。
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最近更新されてなくて、寂しいです😔
高橋さんの対処はとても適切だと思います。教える側から見ても、海外育ちのお子さんでしかも途中編入なのであれば、少なくとも試験より前にその学校で基準となる数字の書き方について共有していなければいけないと思います。無意識にドイツが上と思い込んで説教している、という話ではなく、事前にルールが共有されていない状態での公平な競走は成立しないということを教師側が理解しなければいけないのではないでしょうか。
私だったらその上で、今後はアユくんが国内で不利益を被らないように、日本で誤読されにくい一般的な記法を覚えてもらうとは思います。