22.09.2021



国語の期末テストでものすごく悪い点を取ってきた長男アユ。
その理由の1つに数字で答える問題が結構あり、なんと「1」の書き方に問題があるということではねられた!というものでした。


欧米人の数字って見慣れないと難しいのですが、癖的なものも含めて全然違います。「4」とか「9」もそうなのですが、特に1と7は明らかに違う!

欧米で「7」という数字は真ん中に線を引くことで「7」と認識されるので、1が結構個性的。棒みたいに書く人はほぼおらず、上の折り曲がる部分を結構しっかり書くので日本人からすれば「なんだこりゃ7か?」と読み間違えてしまうでしょう。

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それをアユもよく知っているので、日本に帰ってから数字の書き方には非常に気をつけてきました。実際はねられた「1」も誰がどう読んでも「1」としか読めない‥。


でもこの中学校の国語の先生内では「1」は棒一本の字しか認めないというルールがあったらしく、1年生からこのルール子供達に伝えているということでした。

でた、謎ルール!

しかし、ひょっとしたら高校入試は絶対に棒の1しか書いてはいけないのかな?受験対策としては正しいのかも知れない。。。私ももやもやしながらも電話するほどではないのかな?と思っていたのですが…


そこでリモート夫が秒で学校に電話!(笑)


伝えたポイントとしては

1)問題用紙もこの「1」という書き方の字なのに子供の解答の1の書き方だけ認めないのはおかしい

2)テストというのは、日頃の授業の内容を、子供らが理解しているかを確認したり、定着度をはかるものであって、数字の書き方のテストではない。(そもそも読める「1」だし。)本来の目的を忘れた採点方法に疑問を感じる

3)うちは2年生からの編入なのでそもそもこのルールを知らなかった。そもそもこの学校は帰国生も多いので、日本生活に不慣れな子も結構いる。そうした子たちのバックグランドを考慮することも必要なのでは。


みたいなことでした。

あそこまで数字の1に拘るんだから、絶対折れない堅物に違いない!と思っていた私ですが…

その国語の先生は

「おっしゃる通りです。」と。


ありゃりゃ、意外にあっさり。



結局今回このテストの点は修正してもらえなさそうですが、国語の先生間でその件については今後話し合いを設けられることになりました。「まあ、先生たちも忙しくて、こうした採点が作業になってしまうのはわかるのよ。でもテストの本来の目的を見失うのはよくないと思う。だからこうした機会に言えたのはよかったんじゃないかな?」と、夫は満足げ。


こうした内容は一歩間違えるとクレーマーになってしまうのですが、今回は学校と冷静にいい話し合いが持ててよかったなと感じています。

実際、本人も採点に対するイライラ&モヤモヤが取れたというか、嬉しそうだったので、やはりこうした不条理なことには、子どもの味方になってあげないとな、と改めて感じました。