コロナ禍であまりあちこち出歩けない昨今、すっかり家でのご飯が楽しみになってしまいました。まあ、和食好きな私にとって日本での日々の食事は幸せではありますが、それでも無性に食べたいドイツのもの、というものがあります。


それはドイツケーキ!

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*アクリルガッシュで描いてみました


やっぱりヨーロッパ!ケーキは本場よね!?と日本の方は思うかも知れません。


が、私自身、ドイツで期待に胸膨らませて食べた初めてのケーキは、衝撃的でした。


甘い!重い!ずっしり!


日本で生クリームやスポンジフワフワ、フルーツでジューシーなケーキを食べてきた私にとってこの水分の少ない重めのケーキはちょっと受け入れがたかったのです。日本のケーキはフランス風ケーキなんですね。。。


が、食べていると慣れてくるもの。日本のケーキのように作業工程が複雑でなく「1グラムでも間違えると失敗する」ものでもないドイツケーキは、家庭で頻繁に焼かれる素朴なおやつ。


そもそもドイツには「大さじ小さじ」というものがなく、お菓子作りの計量ですら

「食事用スプーン1杯、ティースプーン1杯」

とした恐ろしく目分量に近いものなのです。

だから誰でも簡単に焼けるわけで、その分味もとても素朴なのかと。ナッツを入れたり季節の果物を入れるなどのアレンジも簡単でケーキ作りにも無限大の可能性が広がります。


そして家で焼くとコストがかからないから(材料費が日本よりかからない)、大きいホールケーキを焼いて、大量に食べられてしまうという。。。

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*ドイツのキッチンって本当にこんな感じです!


そしてそんなケーキを食べ続けていると「あ〜、あのずっしりと思いケーキが食べたい!」といとも簡単になってしまうわけです。


枕で言うと「あのフワフワした枕じゃなくて硬い蕎麦殻のやつで寝たい!」みたいな(笑)。


慣れというのは恐ろしい。そしてあの量を平気で食べていた自分にも。。。

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*カフェでのケーキ。一人分がこれですから!

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*学校でのバザーの様子。親たちの手作りケーキがずらりと並ぶ。


というわけで実はドイツ時代に4キロは太ってしまったであろう体重を減らすべく、今、密かに時々断食したり、食事量を減らしたりしているので、だいぶ食べる量は減ったのですが…

今写真を見返してもドイツケーキの一人分の大きさ、やはりでかいですね!でも日本のケーキは小さすぎる!とも感じています(笑)。

ただ、ドイツケーキは日本でも焼けるので、オーブンを買ったら是非トライしたい!し、ぜひレシピもご紹介したいと思います。…


ですが食べ過ぎには注意。。です ^^;