ドイツにいた頃は、無性に日本のものが食べたくなったものですが、今度は逆にたまにドイツのものが無性に食べたくなるという現象が起きています。



先日たまたまyoutubeで「Reibekuchen」(ライべクーフェン)をみたことをきっかけに、長男アユが「ライべクーフェン無性に食べたい〜!!!」と言い始めました。ライべクーフェンとは、言わばすりおろしたジャガイモの天ぷら。(アユはジャガイモがとにかく好き。)


「Reiben」(ライベン)はこする、「kuchen」(クーフェン)はケーキという意味であり、見た目がパンケーキのように見えるところからこのような名前がついたのものと思われます。


ジャガイモをすりおろし、油であげるという非常にシンプルで、かつジャガイモが安いドイツではお財布にも優しいこのライべクーフェン。


ドイツではもともと貧しい人の間で広まった料理なんだそうですが、今やドイツのソウルフードのひとつと言うべき超有名なB級グルメであり、クリスマスマーケットや市場などで必ず見かけます。


屋台では大抵3枚1セットで売られており、りんごムースが傍に添えられていて、それをつけて食べるのですが、はっきり言ってカロリー爆弾。

1枚半食べた頃から胃もたれが始まる感じなので美味しいのですが私はあまりたくさんは食べれません。。。ならばさぞがし若者が食べる料理、と思われますが、実はなんと屋台で食べている大半が中高年以降の典型的な昔ながらのドイツ人と思われる人たち。細くてエレガントなおばあちゃまやハンチング帽のお爺ちゃまたちが美味しそうに頬張っているのです。明らかに若者よりもお年寄りが多い!日本でいうと「おはぎ」のような感じなのでしょうか。。。?

というわけでyoutube先生に教わりながら、ライべクーフェンを手作りすることに。チーズ削りでジャガイモをすりおろし、そこにすりおろし玉ねぎや卵、小麦粉も投入。

IMG_5613

あとは混ぜて形を整えて油で揚げるだけ!

IMG_5614

暑い時期の天ぷらはちとツライですが、なるほど、予想通り簡単です。

IMG_5615


削り方が荒かったので、どちらかというと細いフライドポテトの塊を食べているような感じでふわふわとはしていませんでしたが、ハズレのない美味しさであっという間に家族皆で完食してしまいました。

当然後で胃にもたれたのは言うまでもありませんが。。。

でもとても美味しいのでぜひ皆さんも興味があれば作ってみてくださいね。


日本語でも「ライべクーフェン」と検索すればレシピが出てくると思います。