本帰国して3ヶ月が経ちました。子供たちは日本の学校に毎日通い、週に1度ドイツ語を習いに行くという生活。そして毎日必ず10分間のドイツ語子供ニュースを夕食時にみています。



そんな子供達。実際に言語面で2人はどうなったかというと…



2人とも日本語のボキャブラリーは随分と増えてき、やはりドイツ語は衰えてはきています。

これは予想外なのですが、家族で一番ネイティブのように話していた次男ワタの衰えが一番目立ち、なかなかドイツ語が話せなかった長男アユの方がむしろ安定しているのです。

インスタサイズ


これはあくまで私の勘に近い予想なのですが、客観的に見てワタはヘタしたらこのままドイツ語を忘れてしまうかも、と思われる瞬間がしばしばあり、一方でアユは上手くいけば維持、いやむしろ上達できるのでは?と感じるのです。



この違いが何なのかハッキリとしたことは言えません。「母語が不十分なうちに外国語を吸収したから」なのか、はたまた「小さい子はすぐに吸収してすぐに忘れるものだから」なのか。


ただ、今、結論を出してしまうには乱暴な気がします。


あえて例えるならば、ドイツ時代のワタはヤゴで、日本でこれからトンボとして成長していうような、「昆虫タイプ」。一方アユはおたまじゃくし時代もカエル時代の今も水で泳げる「両生類タイプ」でしょうか?

ワタは4歳で渡独したので、ドイツ語も息をするように吸収し話していました。


小学4年生の後半まで義務教育を受けていたので基礎的な文字の読み書きまでできたことはまだ救いですが…今度は日本語を息を吸うように体全体で吸収し始め、時々ドイツ語に関して息の仕方を忘れてしまったような瞬間があるのです。


水中生活がドイツだとしたら、彼にとって日本は陸地での生活。

そのため当然日本の生活は未だ刺激が強いようで、まだまだ完全に日本に慣れたとは到底言えず、日曜日の夜は「明日学校やだよ〜」と泣いてしまうほどです。

これは私にとってもメンタル的に結構きつことの1つです。。。


一方でアユは小2から中1までドイツでがっつり学んだからか、最初こそ苦労したものの、ドイツ語の定着度が非常に高い。現在は3人グループで毎週1回1時間ドイツ語を学んでいるワタに対して、アユはプライベートレッスンでがっつり90分。

年齢的にも集中して勉強できる年齢ということもあり、また先生との相性も良いようで意外と楽しく1人で電車で通ってくれています。


元々はアユ、渋々承諾して通い始めたため、全く期待していませんでしたが予想外に上手くいっていてこれは嬉しい誤算。まあ彼は日本が大好きなので将来役に立つかは分かりませんが。。。

というわけで帰国後3ヶ月目ドイツ語成長(衰退?)レポートでした。

帰国子女の語学維持について興味のある方もいるかと思いますので、また、定期的にレポートしていこうと思います。