ドイツから自分たちの家具がやってきてようやく生活がスタートした我が家。


ですが、家具に関してひとつ悩みが…。



それは今まで一時的に使っていたダイニングテーブルをどう処分するかということです。この約2ヶ月間以上の間、IKEAの椅子と90センチ四方の正方形テーブルをふたつくっつけてダイニングテーブルとして使っていたのですが、ついに不要になる時がやってきました。

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*この机です。帰国して家具が全然ない頃の我が家。


買った時はさほど思い入れのなかったテーブルですが、汚れてもガンガン拭けるので非常に使いやすく、食事だけでなく、工作したり絵を描いたり子供が勉強するにもぴったりでした。なのですっかり私も気に入ってしまい、スペースがあるなら作業台として置いておきたかったぐらいです。

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*ゴシゴシ拭けるのでアクリル絵の具使うときにもぴったりでした!


しかし我が家には残念ながらこれ以上スペースはないので処分することに。で、そこで活用したのが「ジモティー」という売り買いサイトです。


ドイツでは当たり前だった個人間セカンドハンドですが、日本でもいつの間にかこのようなサイトができていたとは!!!(昔からそれなりにあったけどここまで使いやすいサイトはなかなかなかった気がする)早速夫が登録し、タダで引き取ってくれる方を募集したところ…(汚れもあったし、早く引き取って欲しかったので)あっというまに数十件の問い合わせがきたではありませんか!

すごいな、ジモティー!!!


結果、すぐに引き取りに来てくれる方を優先したのですが、夕方に広告を出して、その夜にはもうなくなっているという驚愕の速さ!


ちなみに引き取ってくれたのは放課後デイをやっている方でした。


確かにこのIKEAの机は放課後デイにはぴったりかも!


しかし驚いたのは、こうしたセカンドハンド売買が日本では本当に気持ちよく取引ができるということです。


ドイツではさらに値引きを要求する人や、こちらに運ぶのを手伝わせる人、メッセージのやりとりが非常に雑な人というのが多くて、個人間セカンドハンド売買の大変さをひしひしと感じたのですが、日本はなんとスムーズでストレスの少ないことよ!笑


これはやはり日本社会の住みやすいいい点ですね。

ドイツは極端で、「仏さまの生まれ変わりか!?」と思うほど慈愛に満ちたいい人がいる反面、「本当に自分のことだけしか考えられないんだな!(怒)」と言う人がいる社会でした。


これは完全に私の個人的な経験と考えになってしまうのですが、ドイツでセカンドハンド家具などを引き取りに来る人は圧倒的に移民系の人が多く、態度も結構横柄な人が多かったです。(所謂上述の後者タイプ。)

彼らは、ドイツで教育を受けていない&カタコトのドイツ語なので必然的に賃金の低い仕事に就き、移民の多いアパートに住み、家具などをできる限り安く買って生活している、と言う人がほとんどのようで、こちらが過度に仏心を起こしてしまうと相手のいいように使われてしまう感じだったので最後まで気が抜けなく疲れることもありました。


なのでドイツでのネットを通しての家具の個人売買は結構ストレスでした。

ちなみに車の売買も結構面倒くさい。(なんでも個人売買したがるのがドイツ人なのです)


うちのドイツでの車も安く買い叩かれそうなところを、ドイツ人の友人が協力してくれて、最終的には適正価格で素敵なオランダ人紳士に買ってもらえることになりました。


ドイツでは、自分の納得できる値段で気持ちよく自分の中古品を買ってもらうには時間と根気が必要なのです。


まあ、日本でも今回タダということでここまで問い合わせがきたのですが「タダでだなんて!お金払いますよ!」と相手から提案してくれる人も結構いてドイツではまずあり得ない光景でした。



ちなみに日本では個人というよりは、こうした教室関係や民泊、事務所用などの家具を探している人が多いことが判明。


確かに買うよりも遥かに家具が安く揃えられる点ではぴったりですね。

というわけで、我が家のIKEAの机たちは無事にドナドナされていきました。


私たちの日本生活のスタートを支えてくれてありがとう!

これからは放課後デイで子ども達の楽しい時間を支えてね♪