ドイツ語のない世界に戻ってきてはや1ヶ月すぎが経ちました。



日本に戻り日本語力がみるみる回復していく子供たちですがやはり予想通りドイツ語力が…
落ちてきています(涙)。


昨日、次男ワタはドイツのお友達と久々にテレビ電話をしたのですが、ちょこちょこと単語が出てこなかったり。というか日本のことをドイツ語で説明するのってすごく難しいんですよ。

まあ、お互いにさほど話すことがなかったと言うのもあるのですが。(ドイツは春休み以降再びロックダウンしてて学校が4週間ない状態のため相手も話すことがない模様。)



とは言えこのままいけばせっかくネイティブ並みに話せていたドイツ語力も失われていくことは容易に予想されます。


そこで全ての帰国子女を持つ親が直面する
「我が子の語学を維持するかどうか」問題。


ハーフの子供が勝手にバイリンガルにならないのと同様に、日常で使わない言語を何もせずに維持することはほぼ不可能です。


そしてその時の親の選択は2種類。


1つ目は「まあ言葉は忘れるもの」と思って維持を諦める。もしかして子供がまた本気で語学をやり直したい時と思う日が来るかも知れない。その時は頑張ればいいさ、という考えです。


そして2つ目は、親が頑張って教室などを探し、維持をさせる。子供のやる気にほぼ関係なく。もちろん「維持」なのか「向上」なのか、大学入学可能なレベルなのか、それとも友達と会話できるレベルでいいのかなどのレベル設定も大切です。

(こう書くとものすごく親のエゴに聞こえますが、バイリンガル教育や語学維持の際、スタートは子供ではなくほぼ親が決めます。というのも初めが肝心なので。そして途中で子供が無理!となればそこで初めて継続すべきかどうかを考えたり相談します。)


当然ながら2番目は「イバラの道」であることは間違いありません。


とは言え客観的に見て、英語は東京などの都会に住んでいる場合はかなりの数の維持教室があるので、お金と時間が許せば維持は不可能ではないと思われます。まあ、お金と時間のこのふたつがハードルが高いんですが。。。

が、ドイツ語となると、そもそもこの維持教室が本当に少ない!


と言うかそれでも「子供のためのドイツ語教室」や「ドイツ語圏からの帰国子女のためのドイツ語教室」なるものが東京には数件ながらあることにむしろ驚きました。すごいな!東京!

しかしこれで安心〜♪とはなりません。


では何が問題かと言うと……正直いうと簡単すぎるのです。。。



幼児や低学年、初心者のためのドイツ語教室。これは大都市なら探せば意外にもあります。(地方でもオンラインがあります!)

が、問題はそれ以上。小学生高学年以降となると自分に見合うものが本当に見つからないのです。中学生レベルのコースも体験してみたのですが、これもちょっとイマイチ…。



つまり、日本には我が子たちの小5、中2レベルの「母国語」レベルのドイツ語の子供というのがほとんど居ないわけです。特に長男アユはギムナジウムの7年生だったのでドイツ語レベルもかなり高く、より困難。早速大きな壁にぶち当たる私。


ああ、やっぱりドイツ語維持諦めよう…


というか、正直言うと、ドイツ語維持、もともとあまり乗り気ではなかったし。


実際にドイツ語なんて英語よりずっと汎用性は低いし英語をもっと頑張ったほうが受験にも人生にも有利な気がする。その多大なエネルギーを別のことに使うべきではないのだろか、と。

が、同時に、私の中から謎の情熱も込み上げてきました。

調べれば調べるほど、自分の子達が現地の子に混じっていかにドイツ語を頑張ってきたか、そして日本人家庭出身でありながらドイツ語をここまで話せる子は実は日本にはなかなか居ない稀有な存在であることに気づいたわけです。

なので母親としてはこの能力をできる限り維持してあげたいなとも思い始めました。


まあ、1人で勝手に熱くなってもいるんですがね。。。


しかし実際のところどうするよ。

一番は経験者に尋ねることです。我が家よりもドイツ語に長けた帰国子女の日本人の子は絶対どこかにもっといるはず。今のところネットで1組見つけた以外は見つかっておりませんが。。。

また日本に長期滞在しているネイティブのドイツ人のご家庭もいるはず。彼らは一体どこでドイツ語を学んでいるのか?



語学教室などをハシゴしたりFBコミュニティなどで調べているうちに明らかになりました。

日本に住む駐在員などのドイツ語圏の家庭の子供たちの多くが通っているのがドイツ人学校またはインターナショナルスクール。(日本の学校は言語面の困難さからほぼいない。)


ドイツ人学校の子はドイツ語を他で学ぶ必要はありませんが、インターに通っているお子さんの多くは学校とは別にドイツ語を個人指導で学んでいるそうなのです。


家庭教師であったり、語学スクールのマンツーマン教室であったり。

実はネイティブ並みの語学力を持つ高学年くらいの子になるとグループレッスンがまずないそうなのですが、その理由が「ドイツ語を学ぶ目的が人によって全然違うから」だからだそう。(ドイツの大学受験に向けてか、またドイツに戻るので維持に向けてかなど)


もちろん日本人家庭の帰国組もこちらのマンツーマンスタイルをとる場合もありますが、高校生くらいになれば完全な留学などを目指す資格のためのドイツ語語学学校に通う子が多くなるそうです。

ドイツ語にはA1~C2までのドイツ語の試験があり、C1に合格すればドイツの大学入学資格が得られます。これだと語学レベルの向上を図れる上、目的も明確なのでモチベーションが上がりやすいのも事実です。教室スタイルなのでマンツーマンより安いし。


が、これは中学生のアユには向きません。この資格のためのコースは内容が大人向けなので中学生にはちょっと難しいのです。

なので多くの人が「中学生の間はマンツーマンなどで繋いで、高校生になれば資格向けの教室に入る」ことを勧めてくれました。


う〜ん、なるほど。知れば知るほど深い世界です。

06.05.2021


というわけで子供のドイツ語については一応「維持」の方向で舵を切りました。

とは言えまだまだ教室などは探し中です。そして方向も。。。


引き続き動向を見守って頂ければと思います。