*すでに本帰国し、ブログ内容とリアルにタイムラグが生じておりますが、もう少しドイツ編続きます。
前々回の「ドイツ生活を振り返って」を無視して前々回に続く感じでお読みください。



もうすぐドイツからお別れ…ということで、人に会うたび皆さんから本当にたくさんのプレゼントを頂きます。


子供たちもクラスの子達からたくさんのプレゼントやお手紙を頂いたのですが、その中に今まで興味があったもののなんとなく買わずにいた「Frühstücksbrett」がありました。


どう見ても完全に小さなまな板です。

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ドイツに来た当初、雑貨屋さんで見つけては「かわいい!」と思っていたものの、どうやって使うのかわからず「なんだろう?」と不思議に思っていました。こちら実は朝ごはんの時に自分の席でサンドイッチを作りながら食べる、まな板兼お皿なのです。


ドイツでは朝ごはんにパンを主食にしている人が大変多いのですが、お供としてハムやチーズ、野菜やジャム、ハチミツ、ヌッテラ(チョコペースト)を挟んで食べるのです。いわゆる日本人が白いご飯に、海苔やお漬物、生卵やたらこなどと一緒に食べる感覚ととても似ています。

26.03.2021


日本の朝食で洋食をチョイスする際は、大抵食パンなどにバターやジャムを塗り、プラスおかずとしてサラダやフルーツ、ハムエッグなどを食べると思うのですが、ドイツの朝食には「おかず」という概念は存在しません。こうして大抵パンをふたつにカットして食べるのが一般的なのです。その際に便利なのがこの小さいまな板!


とはいえ、ドイツでみんながこのまな板を使うわけではなく普通にお皿で食べる派も結構いるのですがね…。


デザインやカラーもかわいいものが多く、薄くて軽いのでお土産にもお勧めですよ。

ドイツ生活最後にして、素敵なドルトムントのFrühstücksbrettが思いがけず私たちの元に来たことになんだか感激です。おそらく自分だと買わなかったことでしょう。そこがサプライズプレゼントの嬉しいところですね。

ちなみにこれを贈ってくれたのは長男アユのクラスメイト。

そしてこれまたクラス全員からのプレゼントとしてもらったドルトムントマグカップで毎朝大好きな牛乳を飲み、この小さなまな板で朝のトーストを頬張れば、アユもきっと毎朝ドルトムントでの日々のことを思い出すことでしょう。