引越し準備をしながらこのドイツ滞在5年半を時々振り返っています。


思えはドイツ滞在の前半は語学学習と子供のためにほとんどの時間を費やし、イラストレーターなのにほとんど絵を描きませんでした。語学学校での多くの外国人の友人たちは、B1レベルを終了した後もB2レベルを取り、たかだかドイツ3年目程度で仕事についている。

そもそも彼らはより良い仕事を求めて移住してきたわけであって、彼らにとってそれは当然のことなのですが。が、夫に帯同してきたため特に働く必要のなかった私としては尊敬の念しかありませんでした。


3年経ってもとてもじゃないけど自分の語学レベルが仕事レベルに到達できてるとは思えず。私的に語学は何をするにも本当に大きな壁でした。



そんな中、ドイツ生活で自分の中の大きな変化のきっかけとなった1つが、アートワークショップ。1回が約3〜6時間くらいで、アクリル画と水彩画を学び、今までの画風を一旦お休みして、ヨーロッパテイストのイラストも描くようになりました。

ドイツに来た当初は全く言葉も分からなかったし、子供の生活をうまく軌道に乗せることに必死だったので自分のことは完全に後回し。


ドイツ生活に慣れてきた3年目頃からひょんなことで絵のワークショップを見つけては、通うようになりました。最初はドルトムントやボンなどの日帰りできる近場からトライし、1泊してベルリンに行ったり、さらにドイツ国内では飽き足らず、ロンドンまで飛ぶように。(今はコロナで一切できなくて残念ですが。。。)


そうこうしているうちにオリジナルイラストも溜まり始め、販売する機会を得たり、ドイツの人たちにも「素敵ね!」と言ってもらえ友人の紹介で、なんとドルトムントの老舗のカフェに1点作品を納品することにも!

なんかそれだけ聞いてると「なんだかんだ言って海外でも積極的だね!」と思われるかもしれません(笑)。


いやいや。夫のように言葉が未熟(失礼)でも仕事をしながらスキルをどんどん上げる勇気があれば、今ごろはもっとドイツでも仕事ができていた可能性があったはずです。


もともと私はちょっと新しいことをするのが苦手で、いつも尻込みしてしまうのですが、さらにそこにドイツ語の壁が加わってくる。


話し慣れた友人や、あらかじめ話しすことを考えておけば意外と話せるのですが、初対面だったり、ちょっと緊張する相手だと、私自身すごーく緊張してしまい、脳と口から出る言葉がバラバラになってしまい、何を言っているのか自分でも分からなくなることが多々あります。



結果、「ドイツで何かアクションを起こす or 何か話す=恥ずかしい思いをする」という図式が自分の中で成立してしまい、実際にやりたいことの10分の1ぐらいしかできませんでした。


そんな私の絵を見てお隣さんが、

「素敵じゃない!私たちの大家さんにも営業してみれば!?」と提案。


実は我が家の一階は大家さんの営む老舗のアクセサリー&眼鏡屋さんなのです。今日ちょっと引越し関係で大家さんに聞きたいことがあったので夫が聞いた後、ちょこっとだけ絵を持っていって「もしよかったらいつでもどうぞ!」と勇気を出して言ってみました。やはり緊張して脳と喋りがバラバラだったのでいまいち伝わらなかった可能性があるのと、大家さんちょっと寝耳に水で驚いていましたが(笑)、私としては大きな一歩。もっと早く言えれば良かったんですがね(笑)。


「もっと早く言えば良かった」「もっと早く行動に移せば良かった」


日本に帰ったら、言葉のハンディはなくなるわけできっとドイツ時代の倍くらいはきっといろんなことが出来る様になるはずです。


なので言葉面での言い訳はもう自分自身にできない(笑)。


そんな後悔めいた言葉はなるべく口に出さないように、積極的に生きよう!と思う次第なのでした。



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*写真はこれから納品するため封筒に絵を入れているところ。(名刺付き)

絵は後日お披露目させていただきます。