現在せっせと部屋の荷物を整理しています。
もういらないのだけど、まだまだ綺麗、捨てるには忍びない…という家具ばかり。
そこでこの度思い切ってセカンドハンドに挑戦することにしました。
こうした個人間での売買する上で、ドイツにとって欠かせないオンラインサイトといえば「Ebay Kleinabzeige」(イーベイクラインアンツァイゲ)です。
いわゆる個人間での「売ります買います」サイトな訳ですが、
じっくり見ていると結構「こんなの売れるの!?」
のオンパレード。笑
家具や洋服などの一般的なものから、謎のアンティークものや、お金を払って買うほどの価値があるのか!?と疑うようなものまでずらりと並ぶ、まさにオンライン上での蚤の市。しかも並ぶのは物だけではありません。家庭教師や外国語講師、はたまた「雪かきします」(タイムリー)「芝刈ります」などのサービスも提供できるサイトでもあります。
日本でも「メルカリ」やお稽古関係の「教えます」サイトを利用している人は近年増えていると思います。世界的にもこうした個人間での物品売買やサービスの提供が普遍的になりつつあると感じていますが、倹約家なドイツ人の利用率はおそらく日本以上に高い気がします。(だって周りの人も絶対一度は利用している!)
ドイツでは中古品の価値が日本ほど落ちないので、中古なのに結構高値で売買されているものも少なくありません。と、いうかドイツの人たちは本当に個人売買が好きです。車や不動産まで個人間でやりとりが結構一般的なくらいですもん!(賃貸も然り。不動産屋よりもネットで住まいを探して個人契約する方が一般的です)
とはいえ実際問題、慣れていないと勝手が分からず難しい。
まず値段設定。
中古で新品同様とまではいかないため、なんとなく高値をつけるのも躊躇われたので、「まあ捨てるよりいいかな」と、初めて出品したイケアのキャビネットに30ユーロをつけたところ…
メールが殺到!
中には「5ユーロでどう?」「まけてくれ」(の一言)などのメールも多く節操のなさに驚きました。
その中で、特に値切り交渉もなく「明日取りに行ける。」という人がいたので、その人に売ることにしたのですが…なんと男の人ひとりで取りにきたではありませんか!
ええ!?うち4階ですよ(汗)
どうやってあんな重いキャビネットを…
と、いうことで私が手伝うことに。車に乗せようとすると助手席と後部座席に子供が乗っていて入らない。オイオイ!大きさ記載してるんだから測ってこいよ!っと心の中でツッコミつつ…
「また30分後に来るわ」とその男。
結局1時間半後くらいにもう一人手伝いの男を連れて再び現れました。「最初っからそうしてくれれば。。。」とまたまた心の中で突っ込まずにはいられず。。。
無事に荷物を積み、30ユーロをお願いしたところ
「少しまけてもらえる。。。?25で!25で!いやほら非常に疲れたし。。。」
とよく分からないことを言い出し、「もういいや」という状況の私は結局25ユーロを手にして、そのキャビネットは去っていった訳でした。
う〜ん。。。腑に落ちないな。。。
やはり値段が安すぎると節操なさすぎの人が来るのかも。
というかセカンドハンド売買において、こうしたやりとりはドイツでは日常茶飯事なんだそうです。
ドイツは貧富の差も激しいのですが(全体的に移民の人に多い)、こうした安く物を購入できるサイトが発達しているので、意外と上手く生活用品を購入して生活できている人も多いのです。
別の市に住む日本人の友人も一度粗大ごみを回収日に家の前に出したら、そこに置いてあるほとんどのものがすぐさま持っていかれてしまい、さらに呼び鈴を鳴らして「他にいらないものはないか?」と聞かれたらしい。。。ある意味羨ましいほどたくましい。。。
ということで、個人売買は(予想通り)結構大変なことが判明。とは言え、やはり少額でも、手放した家具たちがゴミにならずに誰かの手に渡って新しい人生を歩んでくれるのは嬉しく思います。
せっかくなのでこれを機にセカンドハンドマスターを目指してみようかな。
*後日子供用のIKEAのキャビネットを90ユーロで出品したら、今度は全然音沙汰なし。
みんな現金だな。。。
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