ドイツの幼稚園、バイトでちょっと働くのに悪くない!と思った私。



その際2つの書類の提出を求められました。


1つ目は「無罪証明書」。
やはり幼稚園で働くのに犯罪歴のある人はまずいからか^^;


こちらはインターネットで申請すれば
簡単に数週間後に役所で受け取れるそうで
誰でも容易に取得することができるそうです。


しかし問題なのが2つ目の「予防接種記録」!

え…!?私の予防接種記録?つまり私の母子手帳ってこと??


勿論私の子供の記録はあるのだけど…私のなんて親元だし…

て、言うかうちの親まだ持ってるのか…(汗)。

早速両親に聞いてみたところ、やはり

「え?あんたの母子手帳?さあ…どこにやったのか?ちょっと見てみるわ」

と予想通りの回答。それをお隣さんに伝えると驚かれました。



それもそのはず。ドイツで予防接種記録は非常に大事なもので、
皆さん手元にかならず持っているとのこと。
(いや、日本でも大事ではあるのですが…。)

しかも子供の予防接種記録の欄に母親の予防接種記録も記入する欄があるらしく
非常に分かりやすくなっているとのことです。


「だったらかかりつけ医に行って血液検査をしてもらえば分かるわ」

と言われ、なんか非常に面倒なことになってきたなと思いつつも
早速行ってみることに…。


が、こちらも医者曰く

「コピーでいいから日本の予防接種記録がないと出来ない」

と断られてしまいました。。とほほほほ。。。



と、言うわけでなす術もなくなったので今回の件は残念ながら断ることにしました。
条件もよかったのにああ残念!



しかし「荷物はなかなか来ないし、仕事もなんか雑。ドイツってルーズだな」
と日々思う生活なのですが、こうした書類や記録に関することには
かなりきっちりしています。


なのでこの点では「え?そんな大事な書類保管してないなんて日本って結構ルーズ?」

とドイツ人に思われても仕方ないかもしれません。
(勿論ちゃんと保管されている人もいるとは思いますが…。
我が家が雑で申し訳ない。)


ただルーズかどうかの判断は思考や規則の違いによるところも大きいですよね。


日本社会では残業をよしと思うところがあると思いますが、
ドイツでは「時間を超えて仕事するなんてなんてルーズな!
決められた有給休暇を取らないなんてなんてルーズな!ちゃんと守れよ!」
と思ったりもする訳です。こうした点でも日独の文化の違いをひしひしと感じます。

30.09.2020
*日本のフリーランスイラストレータ、本当に立場が弱いです。。。

受けることを前提に聞かれるので、スケジュールの相談ばかりになるのです。
こちらから聞かない限り、ギャランティなどを伝えてくれない人も多いので
当たり前に受けてくれると思われている空気をいかに断ち切って
ギャランティ交渉をするかが重要になります。一方ドイツでは
フリーランスはフリーランス番号がないと仕事が受けられないですし、
ギャランティなどの交渉なく進めるなどはまずあり得ません。
仕事において契約書は重要。口約束でスタート、とならない点は素晴らしいと思います。



と言うわけでドイツに長期滞在の際には、
自分の母子手帳も持って行くことをお勧めします!


…って一般の企業なんかで予防接種証明なんかはまず必要ありませんが(笑)。
かなり特殊なケースです。


日本の幼稚園、保育園で働く際にもこうした書類はいるのかしら?

知っている方いらっしゃれば教えてくださると嬉しいです。