久々に語学学校で一緒だった日本人のお友達と会いました。


まだ20代の彼女は大学卒業と同時に、ワーキングホリデイビザでドイツにまず入り語学学校へ。C1(上級レベル)に合格した後は、「アウスビルドゥング」と呼ばれる職業訓練を始め、今に至ります。

さて、このアウスビルドゥング。


ドイツの有名な職業訓練システムでして、まずは全く経験のない人でも企業が採用してくれれば、その企業で働かせてもらいながら、職業訓練学校に通わせてもらえるというシステムなのです。

アウスビルドゥング生は即戦力にはならないため薄給です。

ですが職業訓練学校のお金は企業が負担してくれるため、彼らは払う必要なし。

職業訓練学校には2〜3年通い、仕事によっては資格などを取得した後、正社員として正規の給料でそこで働くことができるそうです。


10.08.2020


友人は会計関係の仕事のアウスビルドゥング生なのですが、同じ職業訓練校に通うクラスメイトは、大半がレアルシューレ(大学受験を目指さない、職人などを目指す人の学校)を卒業した、つまりティーンネイジャーの賑やかな若者。


もちろん大人でも彼女のように海外から来て、ドイツでの就職を目指す人たちもいます。(ちなみに大学生は大学で専門的に学ぶため、ほとんどがアウスビルドゥング はせずに正社員として就職をするらしい。在学中に企業でインターンをしている人も。)

ドイツは完全に資格、経歴社会で、日本のような偏差値社会ではないので大学名などは重要ではなく、「何を学んで来たか」が非常に重要となります。その点は日本人がイメージする通りの「合理的かつ実践的なドイツ社会」と言えるでしょう。

しかし先述の通りアウスビルディング生は薄給なので、彼女もシェアハウスに住み、日々スーパーの安い食品で済ませるなど節約の日々だそうで、彼女を見ているとまさに「若いうちの苦労は買ってでもしろ」だな、としみじみ。

私も20代後半、フリーランスになるまではバイトを掛け持ちして節約をして生きていたので、彼女の苦労がものすごく理解できるのです。が、アウスビルディング期間は3年程度で終わるし、その後は安定して仕事ができることを思うと頑張れる。未来があるっていいなあ〜って思います。

「ほんと、大変ですよ〜」という彼女は確かに大変なんだろうけど、若さもあって顔には全く疲れも出ていないし、キャリアを積む選択をした勇気と行動力も素晴らしい。。。

いいああ、若いって(笑)。また言ってしまった(笑)。


と、やたら若いを連呼している私ですが、実は8日に誕生日を迎え、また歳を取りました。
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デュッセルドルフ の韓国焼肉屋で家族にこじんまりと祝ってもらいましたよ。


彼女のエネルギーをもらい、焼肉を食べながら、今年の抱負を考えましたが…


毎度の「ダイエット」(笑)と、

とりあえず自分のやるべきことを人と比べず、めげず、私らしく頑張る、でしょうか。


ドイツ語も勉強しても勉強しても右から左に見事に抜けていく私の頭。ですが、そんなことを言ってても仕方ない(笑)。

ということでこの気持ちを忘れまいと早速書き記した次第です。