先日用事があって次男ワタとデュッセルドルフ に行きました。


デュッセルドルフ といえばヨーロッパ最大の日本人街があることで有名でして、中央駅付近にはラーメン屋や居酒屋、定食屋さんなんかも軒を連ねています。つまり、誘惑が多いわけです(笑)。


私も来るといつも「今日は何を食べようかな」とウキウキするのですが、早速ワタが「日本のケーキ屋さん」を目ざとく見つけ、「日本のショートケーキ が食べたいなあ」などというので私も誘惑に負けて入りました。


え?日本のケーキってドイツと違うの!?と思われるかもしれませんが…

全然違います。


日本のケーキは生クリームをふんだんに使っていて、スポンジもフワフワ。口溶けも滑らかで、見た目もまるで可愛い宝石箱のようです。

一方、ドイツのケーキは素朴でどっしり、オーブンの四角い鉄板ごと焼いて、ガッツリと切り分けて食べます。「ザ・ゲルマン」と言った感じでしょうか。


これはこれで美味しいのですが、小麦の質も違うからか日本のような繊細な味ではない…。


日本人街にある日本のパンもケーキも、フランスからの小麦粉を使っているそうなのですが、なるほど、あの繊細な日本のケーキってフランス菓子の影響を受けているんだなとこちらに来て初めて知りました。



と、いうことでワタはショートケーキ 、私はモンブランを注文したのですが、

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ドイツのケーキを見慣れているからか、ち、小さい!

大きさが二分の一!なのに値段は1.5倍もするという‥。


もちろんとっても美味しかったのですが、家でも日本風のケーキを作れないかしら、と思い他人様のブログなどを見て研究してみることに。

同じく日本風ケーキをドイツで作るべく多くの人が奮闘していることがわかりました。

どうやら日本のショートケーキ を作るのに、ドイツの生クリームだとホイップクリームがうまく角が立たない、ということだったのですが、こちらドイツ人の方が投稿しているYoutubeを見て解決。
24.07.2020

こちらでは「Schlagsahne」が生クリームのような扱いになるのですが、これを必ず冷やしておくこと、ハンドミキサーの混ぜる部分も冷やしておくこと、そしてSahnestiefと呼ばれるクリームを固めるものを一緒に入れて混ぜる。これで角もしっかり立つ、十分しっかりとしたホイップクリームを簡単に作ることができました!


特にケーキスキルが高いわけでない私なので、今回はケーキのスポンジまでやるガッツはなく、市販のものを買ってきてデコレーションをしましたが、家族みんなに「スポンジ以外は最高にうまいね!」と大絶賛。(スポンジはボソボソでした。やっぱり市販のはいまいち…)
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*見た目最高!ベリーパワーです。ドイツはベリー類が豊富で安くて嬉しい!


これでスポンジも極められれば、いつでも日本のケーキが安く食べられるわけですが、
こっちは一筋縄では行かなそうです…。