06.04.2020
4月3日のネットの記事によると、ドイツ国内においてコロナ治療に関わる医療従事者2300人以上がコロナに感染しているとの報告が出ています。医療はまさに生命線。医療従事者の数は限られているので彼らがこれ以上コロナにかからないためにも、私たちができることは可能な限り物理的な社会的コンタクトを絶って感染しないこと。これしかできません。

国民の大部分が物理的社会的コンタクトを断つには皆の協力と団結が必要です。(ドイツに来てこんなに「団結」と言う単語を聞くことがあるとは思いませんでした!)若者が集まってこっそりバーで飲んでいたりだとか、また先日ベルリンで300人のイスラム教徒がモスク前に集まっていたなどの違反行為が報告されていますが、大抵の良識ある人たちはこの政策に同意し、ルールを破らないよう努めています。
その背景はやはり今回政府の対応がかなり良かったこと。

私が分析するに支持されポイントは

1)コロナ対策を決めたら、動くのがものすごくスピーディだった。(事実テンポよくいろんなことが短期間で決まっていった。)指示が具体的。

2)メルケルさんのスピーチで「なぜ物理的社会的コンタクトを避けなければいけないか」「民主主義社会でここまでやらなければいけない理由」の「なぜ」の説明がわかりやすく説得力があった。
(ドイツの医療最高研究所「ロバート・コッホ研究所」との話し合いを重ねた結果だそう。感情的なものではなく、理論的に基づいた政策であることを強調)

3)政府からの補償(事実フリーランスの人など申請したらすぐに振り込まれたそうです。)

4)国民が感情で負けてしまいそうなところもキャッチアップ。「今まで私たちが良かれと思ってやってきた常識 (例えばハグやキスなど)は、このコロナが広まってる今の世界では、残念ながらNGなのです」と伝えた。

移民政策ではグダグダになり叩かれたメルケルさんですが(彼女のスピーチを聞いてると理系的思考な反面、かなり慈愛に満ちた人だなと個人的に思うのですが、移民政策ではそれがモロに出てしまったのないか?と感じます)、もともと物理の研究者らしく、案件が案件だけに今回の理系的思考が国民の心をつかめたのではと個人的に思いました。

人の心をかき乱し、人間関係を対立させ、その人間関係も壊しかねないコロナ。「政府に批判VS批判しない派」議論への白熱はおそらくコロナの思う壺。が、明確な指示、説明なしでどうして一致団結できるのか。そしてもっと医療現場の声を聞いて欲しいと切に願います。

コロナは感情だけで立ち向かうには本当に危険なヤツだと学ぶ日々。なのでこのブログもなるべく冷静に、慎重に。でも伝えたいことは押し殺さないように書いていきたいと思っています。