次男ワタ、今週末のサッカーの試合はホーム。そして今回、うちのチームが試合に来るお客さんのための販売用食べ物を持ち寄る回となっています。(*ドイツのサッカーは組織だっており、地区ごとにあるサッカークラブは、上は大人から下は未就学児まで細かく年齢層でチームが分かれており、それぞれ毎週土曜日に試合が行われます。)ホーム試合の際には各チームが持ち回りでクラブハウスで販売する食べ物を担当するのですが、今回が私たちの番と言うわけです。「持ち回りで食べ物を」と聞くと非常に面倒くさそうですが、各チームせいぜい1年に3回程度、持ち寄りの食べ物と個数はコーチが指示してくれ、毎回5〜6人程度が担当すれば十分な量なので、無理にしなくても全く問題なし。(まあ全くしないのもなんとなく気がひけるので、3回中1〜2回くらいは我が家もやっています。)

ではどんなものが持ち寄りの食べ物として募集されるのか。

今回は「ホールケーキ3つ」「ブレッツエル」と呼ばれる硬いドイツパン数十個、「オープンサンド」のパンと具材、「ワッフルの生地」でした。

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*豚生肉についてはこちらの記事をご覧ください。

誤解のないように言っておくと、ただのひき肉はHackfleisch(ハックフライシュ)、生食用はMett(メット)と言いまして、見た目は全く同じですが別物です。ハックフライシュは生では食べられません。メットは肉屋マイスター(専門家)が特別な温度で管理して提供している新鮮な生肉。その日のうちに食べなければいけません。スーパーでも加工されて真空パックのようなものにも入っていますが、こちらも開けたらすぐに食べきること。日本人にとっては驚きの生豚肉ですが、ドイツ人は普通に食べています。ハーブや塩などを混ぜで味をつけ、玉ねぎを上に載せて食べると美味。(が、生肉なんて気持ち悪い!という人もいます。こちらでも小さい子や妊婦さん等は避けています。そしてそこまで頻繁に食べるものでもないです。)恐怖レベル?で言うと、日本人の「ふぐ」を食べる感覚に近い気がします。


上記5品に加え、ソーセージやマフィンなどもドイツのスポーツイベントや現地校の学校祭等の野外イベント持ち寄り食品としては一般的。夏場だと「カットフルーツ」も募集されることが多く、夏場は我が家もそれを担当しました。ちなみにドイツ人はケーキ作りが得意な人が集団に何人かは大体いるものなので、意外にもケーキはあっという間に立候補で決まってしまうほど。そして野外イベントで出来立てが提供されるものといえば、ワッフル!クラブや学校などには必ずワッフル生地のオリジナルレシピがあるのでそれに沿って作り、タッパーなどに入れて当日持っていき、ワッフルを焼く係の人に渡します。「まあ生地くらいなら作って持っていってやるか」とこれまた意外にもすんなり決まります。(しかし同じレシピなのに作る人によって味や粘度に差が出る不思議。笑)ドイツ人にとってワッフルやケーキの生地を作ることって、日本人がおにぎりを握る程度と同じような感覚なのでしょうね。

この野外イベントでの定番持ち寄り料理、日本版に置き換えてみると、「おにぎり」「いなり寿司」「豚汁の具材」「たこ焼きの材料」「ゼリー」みたいな感じになるでしょうか?
私たちにとっては聞いてすぐにピンとくる料理でも、外国人ママにとっては「なにそれ?美味しいの!?」(美味しいです!)状態でしょう。現地の人が当たり前に知っていることを外国人ママは少しづつ学んでいかねばなりません。そしてその結果、だんだんと現地の人たちとの距離が縮まっていくのではないかと思います。(そして最終的にはほぼ現地人化するという。。。)

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*はじめは私もドイツで戸惑いまくりでした。こうして客観的に描くと、自分も異国で頑張ってるじゃん!分からなくても恥じなくていいんだ!と思いました。

日本では衛生面を考慮して、近年こうした持ち寄りは減っているイメージですが、ドイツではいまだバリバリに健在です。面倒でもありますが、コスト面で安く押さえられ、みんなが楽しめるという点では悪くないなとも思います。まあ、簡単な料理(というかほぼ素材)というのが私としては唯一の救いです(笑)。

と、いう訳で、子連れでドイツ生活を始める方への情報の1つになれば幸いです。