すっかりドイツ生活も慣れてしまうと、渡独当時はあれだけ感動していたクリスマスマーケットにもあまり興奮しなくなります。と、いうのも95%は毎年ほぼ同じ店構え、ドルトムントに至ってはどこになんのお店があるのがほぼ把握しているくらい(笑)。名物は世界一の大きさ(自称)だという、何百本もの本物のもみの木を重ねて作った45メートルのクリスマスツリーです。さらにお店も派手な店舗が多く、数もかなり多いため、ドルトムントのは、ドイツ全土の中でも華やかで大規模なクリスマスマーケットと言えるでしょう。事実見応えもあり、遠方からも多くの観光客が訪れます。
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*これが世界一大きい(らしい)ツリー!

しかし、年配のドイツ人に言わせると「ドルトムントのクリスマスマーケットはほとんどキルメス(お祭り)よ。クリスマスマーケットの情緒がない」だそうで(人によりますが)
旧市街の美しいクリスマスマーケットをよくオススメされます。

と、いうわけで今年は近くにある旧市街の美しいとても小さな街、Hattingen (ハッティンゲン)のクリスマスマーケットを訪れました。
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なるほど、確かに店舗は全体的にとても静か。数もドルトムントのように多くはありません。ですが、ドイツならではの伝統的な木組みの家も多く(古くて傾いている家もたくさん見かけます)素朴で温かなドイツを感じられ、また違う趣。神聖な気持ちになりました。
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ちなみにクリスマスマーケットの名物ドリンク、ホットワインはこれまた年配ドイツ人に言わせると「安くて全然ダメなワインを温めて雰囲気で飲ませてるだけだ」とのことなので(真偽のほどはさておき)、今年はオーガニックワインを使っているお店で飲んでみました。まあ、味は。。。ホットワインです。でもとても温まりますよ。

観光でクリスマスマーケットへ行くとなると、どこにいこうか迷われるかもしれませんが、シュツットガルト、ニュルンベルグ、ドレスデンあたりのクリスマスマーケットは非常に有名でハズレもないと思います。またそこまで有名でなくても、中世を完全に再現したジークブルグのクリスマスマーケットや、進撃の巨人の舞台となったネルトリンゲンのクリスマスマーケットなども個性的でとても面白いとのこと。街によって特徴が違いますので、ぜひドイツの本場のクリスマスマーケットを見に行きたいという方は事前に調べてから来ることをオススメします。