このブログでも度々取り上げているテーマですが、
ドイツ生活では日本時代よりもよく人に話しかけられます。

改めて理由を考えてみたのですが、
①ドイツの人の方が(というかドルトムント?)気軽に話しかける人が多い
②私がおばちゃんになったので単になんかそういう機会が増えた。
の大きく2つでしょうか。多分両方とも正解かな。。。

私はまだ言葉の面で少し苦手意識があるのですが、それでも気さくに話かける、話しかけられるメリットは大きいなと思います。まずは何と言っても気持ちがいいということ。商店街や市場で買い物をしているとちょっとしたことで話しかけられたり、またよく買いに行くお店では顔も覚えてもらえるので、「元気?」「いい1日をね!」と言われるだけで気持ちがいいものです。「ドイツはサービス砂漠だ」と言われていますが、これはチェーン店などで低賃金で仕方なく働いている人などの気持ちがガッツリ表れている場合が多く、自分の仕事に誇りを持って楽しんで仕事をしている店は「アタリ」が多く、とことん親切だったりします。

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*市場は対面式なのでお店の人との会話を楽しめます。露店のレストランでは相席のお客さん同士気さくに話しかけて仲良くなることも。

次に人の手が必要な場合。
ベビーシッターや介護など、
ドイツでも人を雇うには結構なお金がかかります。しかし普段から近所の人などと仲良くしておけばちょっとしたことなら気軽に頼み合うことが出来ますし役に立つ情報が入りやすい。また、人を雇うほどではないけど、ちょっとしたことを手伝って欲しい場合、例えば、ベビーカーや歩行椅子をバスに乗り込む時に持ち上げるのを手伝ってもらったり、スーパーで高い場所にあるものを取ってもらったり。また目が見えにくくて誰か代わりに表示を読んでもらったり(お年寄りに多い)する場合は通りすがりの人にお願いすればあっという間に解決します。先日は工事の多い危ない道で、渡るタイミングを伺っていたら、お年寄りの方が「渡る時、私も一緒に連れてってくれない?」と腕を掴んで来られました。全然大したことではないのですがこうした時に自分もちょっとお手伝いできると嬉しくなるものです。
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そして驚くべきことに路上の物乞いの人にも気さくに声をかけることが日本以上に多いドイツ。
ただ話しかける人は限られていて、明らかにおばさんおじさん、
老人の人が多いのですが、ちょっとしたことを話しかけ、さらに何かを差し入れしたり、金銭を寄付したりしているのです。
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日本でも関東地方を中心に台風の甚大な被害がありましたが、台東区のホームレスの受け入れ問題がありましたよね。
こちらに来てからというもの私は「社会的弱者」という立場は決して人ごとではなくいつでも誰でもなりうるものであると実感するようになりました。なので「自己責任」という言葉だけで済ませてしまうのはあまりにも無慈悲な気がするのです。
というのも、すでに自分が海外に住んでいる以上、言葉の面、生活面などで人に頼らざることも多く、「社会的弱者」だからでしょう。少なくともドイツではあのような災害の場合、分け隔てなくホームレスも受け入れると思います。ドイツでもお年寄りの人が声をかけてあげるのも、若い人以上に弱者の気持ちが分かるからなのかも知れません。

もちろん声を掛けて来るからと言って誰にでもホイホイついて行ったりしては行けませんよ!声をかけて来る人、全員が全員、当然善人ではありません。私たちはそれなりに長くこちらに住んでいるので感覚的にはある程度分かるのですが、怪しいな、不快だなと思ったらサッと逃れてください。(観光地などは特に観光客を狙った犯罪も多く危険だと聞きますので。)もちろん住む場合も、誰とでも仲良くできるわけではないし、嫌だなと思ったら、日本の生活と同じくその人とは距離を置く、無理に付き合わないなど予防線を張る勇気が大切です。