ドイツ語圏に住み、ドイツ語を学んでいると「ちょっとしたお喋り」ほど難しいものはないな、と日々感じます。

そこそこ勉強の習慣がついている日本人であれば、文法の理解も早く、数年で辞書を使いながらニュースなども読めるようになると思うのですが。。。(個人差あり) 日常会話は全く別物。 買い物やちょっとしたあいさつ、といったレベルは語学学校でも教わるので比較的早い時期から使いこなすことができます。が、厄介なのがさらに上いく日常会話。立ち話に花が咲くような「楽しめる会話」をするのはかなり難しい。と、いうのも日常会話は語学学校で習わない口語表現のオンパレード。日常で何十回か聞いてようやく意味を理解し、何百回か聞いてようやく自分の口から出る、と言うレベルなのです。
12.09.2019


では、語学学校で学ばないような言葉を我々外国人は一体どこで学ぶのか。もうこれは日々の会話しかありません。なので強烈なドイツ語環境に置かれている人ほど当然伸びます。昼間は学校や職場など、毎日ドイツ人のいる環境に身を置き、住まいはWG(共同生活)やドイツ人パートナーと住んでいる人は、ハッキリ言って語学習得において相当のアドバンテージ。

一方最も厳しいのが、私のように

(1)歳をとって渡独
(2)日本人家庭(家庭内言語が日本語)
(3)昼間もドイツ人のいる環境にあまりいない人、

でしょう。そして悲しいかな、上記3つ全て当てはまる私のような「夫の仕事に帯同で来た妻」が一番必要なスキルでもあるのです。 とは言え最低限出来ればばなんとかならなくもないので、いっそ諦めるのも手ですが、私のようにドイツ語の少ない環境でも諦めきれない!という方へ、参考になるかは別として、語学力スペックの低い私が実践している勉強法?を挙げてみます。

(1)ドイツ語でドラマやyoutubeなどを観る。使えそうな口語表現はどんどんパクる!
(2)稚拙な会話でもあまり嫌がらず聞いてくれるような忍耐強いドイツ人と仲良くなり、話す機会をどんどん作る。難しければ、家庭教師の先生を雇って会話をお願いするのもいいと思います。(語学学校のプライベート教師より安い)
(3)ドイツ語でどうしても理解し難い表現はドイツ語の堪能な日本人に教わる。知りたかったことがあっという間に分かり目から鱗!

*大切なのはこの(1)〜(3)を全て同時進行で実践すること。特に(3)はおまけだと思いましょう。


この方法は違う言語でも実践可能だと思うので、興味ある方はぜひお試しください^^

たかがお喋り、されどお喋り。「語学は必要最低限で気にならない」夫にはあまり理解されないのですが、お喋り好きな人ならこの想い、分かります。。。よね?^^;