当然ドイツでも、ミュンヘンなどの大都市では地価が恐ろしく高く、一軒家を持つことはなかなか出来ることではないそう。地方都市のドルトムントだからこそ出来ると、皆さん言いますが。。。それでもお金持ちのお宅のスケールのでかさにはいつも度肝を抜かれてしまい、豪邸訪問したその夜は、夫に競走馬の如く荒い鼻息でそのすごさを語っている私です(笑)。
さてお金持ちのお庭はもちろんのこと、ドイツは全体的に緑が多く、また歩道もしっかり整備されているので街並みが整っており、暮らしやすい国だと思います。
人口密度が日本より低いからと言ってしまえばそれまでですが、美しい景観を維持するためにドイツは住宅規制の法律も厳しくまちづくりへのモラルが高いことも大きな要因だと思われます。
と、いうのも私が日本で住んでいたマンションエリアは本当に隙(間)あらばマンションがすぐに建つようなエリア。都心の通勤に便利な人気のエリアなので需要はあるのかも知れませんが、ちょっと異常です。そもそも将来的に人口は減るわけだし、将来ゴーストタウンになる可能性もなくはない。また人口が集中しすぎて、大災害が起きた場合のリスクを非常に感じます。確かに一時的には経済的に儲かるんだろうけど、緑豊かな緑地にしたり公園にすることで、自然豊かで街の価値も上がる上、災害時の避難場所にもなるというのに。。。
まちづくりは快適な生活のためにかなり重要なポイントだと思うのになかなか日本で実行されないのは本当に悲しいなと思います。。(まちづくりを大学院で学んだ私としては!)
コメント
コメント一覧 (9)
ロサンゼルスみたいに着飾ってほしいです!
個人に任せてしまうので、地主の税対策と結びついた「今が良ければそれでいい、先のことは分かんないし」みたいなスタンスで、空いたところは建て物で埋めてしまうんですよね。
近視的な対応がいろいろ目につく日本です。
「近視的」。本当に日本の残念なところはそこだと思います。災害や環境問題、子育て。。。様々な問題が山積みなのに、目先のことだけしか考えていない国というのは若者にとって不安そのものだと思うのですよ。今の私に出来ることは「違う国はこういった考えでこうした政策や工夫をしているよ」と伝えることだと思っています。私もおばさんになったのでちょっと強く主張しがちな点もありますが、決して欧米賛歌と言う訳ではなく、違う文化も知ってもらえたらな〜と言う気持ちで描いてます。
ロサンゼルス!行ってみたい!!!😻
どれも羨ましいですが、
本当に世界中、そのようになって良いのでしょうか?
世界の森林率、ご存知ですか?その中で、日本の人口が多い中、高い森林率を誇っていることも。
狭い道も、スピードを出さなければ安全です。綺麗な芝生も、その分犠牲になっている植物がいる事を忘れないでください。
お肉の消費率が多いのも、その分植物を食べれば飢餓が減るのも、、、。
何故だろう。環境保全、保護が進んでいるドイツと聞いていましたが、何か、違うような気がしてきました。
その事を気づかせて下さってありがとうございます。(^^)
日本の森林率は17位(先進国では3位)、ドイツは95位です。
日本は少し田舎に行くと森だらけですよ。
ただ、高橋さんが言うようなきれいに整備された「グリーン」ではありませんが…。
ただ、日本は後進国の木々を伐採して成り立っているところもあるので一概に「森林率が高い=すごいでしょ!」とは言えません。
ともかく、ある側面だけで見て判断するのは危険かと。
以前の記事の野菜や果物が腐りやすいって話もありましたが、日本は生鮮食品が店頭に並べられるまでの保存方法の技術が特に優れています。
トラックやスーパーの冷蔵庫も、食材の最適な温度、空気になってたり。
たくさんの人が努力して美味しい食材を届けてくれるのを、単に「農薬が〜!」と捉えないで欲しいです。
批判みたいになってすみません。
これからも応援しています。
お二人とも貴重なご意見ありがとうございます!こうしていろんな意見を聞けることを嬉しく思います。
確かに芝生、農園問題は私も理解しております。森林面積の違いも理解しております。あくまで自分の経験において個人的に思うところは、日独2つの自然環境文化の違いを比較して、極端に言えばドイツは自然と共に暮らし、日本は自然と距離を取る「もののけ姫」のような世界だなと思うところです。
ドイツの住宅は、自分の庭に芝生があり、そしてその近所に農園があり、そして少し歩けば森があると言う広がりの都市づくりになっております。そのため子供は小学校で農園について学び、森に行き自然を学びます。私の実家は愛媛の田舎でしたので自然の多い街でしたし、よく遠足で森にも行きましたし、川でも遊びました。しかしそれでも人々のドイツに住んでみて感じることはどんな大都市でもすぐ近くに森があり、人々の森との距離の近さにはかなわない気がするのです。ドイツの芝生の広大な庭はゴルフ場のような自然破壊の象徴というよりはその自然への入り口みたいなものであるように感じます。(また農園も。ドイツの農園の規模の大きさは動物愛護の観点も大きいです。)これは私のあくまで個人的な意見です。その自然の近さからドイツ人の自然環境への関心の高さ、そしてストレスの軽減に大きな効果ももたらしているなと感じるのです。そこはドイツの都市計画のうまさだと思うのです。ただあくまでこれは私がドイツに住んで感じた率直な感想です。しかしお二人がおっしゃるように確かに日本で同じような規模の住宅の敷地を持つとなると人口密度の観点からさらに自然を壊す行為にはなりますよね。そこは確かに難しいなと感じました。ただ私が以前日本で住んでいたマンション地帯は節操がない建設ぶりで異常でしたので、こうした開発には強く反対したいという気持ちはあります。
あと、感じたことをもう一つ。
私は以前、真夏のスイスとイギリスに旅行に行ったことがありますが、植物が大人しいな、、と思いました。日本とはだいぶ違うと、、。
私は子供の頃、東京都の山梨県との境に住んでいて、山の中で育ちました。夏は虫や爬虫類、動物たちとの戦いです。
ブヨはご存知ですか?刺されると夜中も眠れないほどの痛痒さに襲われます。
そして、結婚して都心の方に引っ越しましたが、夏の楽な事!!
私の持論ですが、「日本では、人と虫とは同じ世界に住めない」(ナウシカですかね?)です。
確かに緑恋しくなり、よく実家に帰っていましたが(^◇^;)
なんか、本当、しつこくて申し訳ないです!
高橋さんのガッツ、大好きです!これからも応援しています!(ノ_<)