日本で起きた川崎の通り魔事件。
日本で私達が住んでいた、決して遠い場所ではない住宅街で本当にゾッとする程恐ろしい事件が起こりました。遠いドイツからインターネットを通じて知りましたが、あまりに残酷で、そしてあまりに子どもたちが可哀想で、動揺を隠せません。


世界的にも「安全」だと言われる日本ですが、悲しいことに稀にこうした猟奇的で無差別な事件が起きるのも事実。そして防ぎようがないのも事実です。日本では安全上の理由で多くの小学校で登校班を実施していますが、今回は子どもがたくさんいるところで事件が起こった訳だし、たとえ交代で大人が1人2人付き添ったところで刃物を持った狂った大人に太刀打ちできるかというと。。。やはり難しいと思われます。

欧米では治安面から保護者同伴のイメージがありますよね。

以前イギリスでは14歳までどこへ行くにも保護者同伴だと聞きましたが、意外にもドイツではそうした法律はありません。むしろ次男の通う小学校は、自立心を育むことを理由に、子供だけで下校することを奨励しており、特別なことがない限りは長男次男とも子供だけで登下校をしております。実際に安全な地域であり、たま〜に酔っ払いが朝から歩いていた、だの、ちょっと怖そうなおじさんがいただの、と言ったことは何度かありましたが、基本的には日本と治安はほぼ変わらない印象です。
ですが、ドイツでも無差別殺人がない訳ではありません。が、最近日本では池田小の事件といい、子どもが狙われている印象をより強く感じます。

私自身、非常に心配性なタイプなので、少しでも帰りが遅いとソワソワしてしまうのですが、やはり自立させるためにはこうした子供だけの行動が大切なのも事実です。しかしこうした痛ましい事件が起こってしまい、親としてどうしてあげるのが子供のベストなのか。。。答えが出せません。  

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本日は久々に晴れて気持ちいいドルトムント。
その空の下で、そんなことをぼんやり考えていた私でした。