私が最近YouTube で気に入って観るドイツのテレビ番組の1つに『Galileo』という15分ほどの番組があります。こちらではたまに日本の特集もやっており、東京の住宅事情、日本の給食、キャラ弁、食生活などをフィーチャーしたものをこれまでに見たのですが、取り上げられる人によって多少の偏りがあるものの、意外と的外れでないなという印象を受けました。

しかし、久々に日本社会をこうして映像で見るとものすごく不思議。子供達が給食の時間にきっちりマスクをし、エプロンをつけている様子は、久々に見ると潔癖すぎて異様にすら見えてしまいました。(すみません、率直な感想です。。。)そして「日本人の食生活」の特集では、料理上手な奥さんが朝から何品も美しい朝食を用意しているのを見て、「これはありえない。。。。」と思わず声が出てしまうほど。この奥さんは本当に料理が上手で夜ご飯も鯖の塩焼きをはじめ、サツマイモご飯に野菜の和え物、お味噌汁と何品も手際よく用意していました。オイオイ、これは日本人の中でもなかなかハイレベルなサンプルを選んだな、と突っ込みつつもきっと昔の私なら、「とは言え、こんな当たり前のように料理している人もいるのに私と言ったら…」と勝手に比較して激しく落ち込んでいたでしょう。が、今は「これはもう料理人の域だな、すごい!」と純粋に尊敬できるようになっていたことに自分でも驚きました。まあ、暖かい食事を1日1回しか摂らないドイツに住んでいますから…。


しかし、ここまで料理ができるのは本当に才能です。これが標準、当たり前だなんて思わず、ブログでお料理やお弁当を紹介している方は「自分には料理の才能がある!」とどんと胸を張って誇っていいと思うし(みなさん謙虚なので「ズボラ主婦の〜」とかの枕詞をつけてますがつける必要なし!)、そこまで得意でない人は「流石に料理人ほどではないけど、毎日食事を用意していて自分はえらい!」と褒めていいと思います。日本人を含めアジア人の家庭の料理レベルは高すぎです。

20.03.3019

日本に興味のあるドイツ人も意外といますので、ドイツ語力が少しついてきたらこうした番組を見ると、ドイツ人が日本人の何に興味を持っているのかがよくわかります。話のネタになっていいですよ。


*おまけでオリジナルイラスト。たまにはオシャレなものも描かねば。。。
holland