先日部屋の掃除をしていたら、とあるパンフレットが出てきました。


これは私たちが渡独する前にとある財団からいただいたものです。当時、初めての海外生活ということで様々な情報を収集すべく、海外生活関係の情報が得られるところにあちこち相談に行っていました そこで結構強調されるのが日本語保持の大切さ。


確かに日本に戻ってくる以上は日本語のキープは必要不可欠と言っても過言ではありません。当時はこの冊子も舐めるように読んだものです。 が、今回3年ぶりに読んでみて、あちこちに矛盾があることに気がつきました。

例えばこの項目。
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この冊子では、日本語保持のため日本語幼稚園や小学校を勧めています。が、同時に幼稚園、学校以外では現地の子供達と遊ぶことは子供にもいいことで大歓迎ということ。 確かに日本語を毎日学校で学びながら、現地の子とも交流を持てたらそれは最高だと思います。


が、正直言うとこれははっきり言って甘い。。。甘すぎます。


そもそも親子ともにその国の語学ができない状況で、現地の子と遊んだり、習い事をすることは私の経験上、相当ハードルが高い。多少は交われても言葉の出来ない環境では深い理解まで得ることなど無理なのです。


つまり何を言いたいかと言うと、二兎を追うことは不可能だと言うこと。


日本人学校に行けば、日本に住んでいる状況に近い高い日本語力がキープできます。また似た境遇の人も周りに多く、ママ自身も心を通わせられる友人も作れる可能性もあることでしょう。それに加えて学校側も現地の交流する機会も作ってくれるため、海外生活ならではの素晴らしい経験が出来ます。交流がないわけではありません。ただ現地のお友達を作るまでいくのは難しいと考えた方がいいです。

一方、我が家のように週5は現地の学校、週1で補習校に行く生活だと、残念ながら確実に日本語力は落ちます。兄弟のおしゃべりはドイツ語、そして同世代の子に比べて拙い喋りとなります。ママ友を作ることだって決して簡単なことではありません。集まりがある度プレッシャーを感じることすらあります。お便りを読むのもひと苦労。日本での生活以上に自分の無能さに何度も打ちひしがれます。が、一方でたくさんの現地のお友達ができ、誕生会に呼んだり呼ばれたり、現地のイベントや行事に参加したりと、嫌という程、現地と交流ができます(笑)。


どちらがいいかと言われると、それは完全に個人の判断。どちらにも良さもあり、またデメリットもあると言えます。(私はネタになるので現地派です!(笑))


私自身、ちょっとイラっと来たのが、どちらも親の頑張りで可能ですよ、と言う空気をこの冊子からビシバシと感じたことです。この赤線の言葉はさも簡単かのようにさらっと書いていますが、これは相当ハードルの高い内容。真面目な親(特にお母さん)であればあるほど、鵜呑みにして苦しめる気がするのです。いっそこの部分「その際は現地の子との交流が思うようには出来ない可能性があると言うことも受け止める必要があります。」ぐらい書いていればスッキリするのに!(笑) これって働くママ問題でも同じだと思うのですよ。。。


最近はタレントさんでもマルチな方が増えているので努力次第でなんでも可能だと思っていた時期もありましたが、私のような凡人は2兎は追えないものなのだなと痛感。だからこそよく考えて人生の優先順位をつけて生きる方がスッキリするのでは?と思うこの頃です。まあ、私は欲張りなので諦めきれないことも多いのですがね。。。。