初ヨーロッパの両親が驚いたことの一つが「水とトイレが有料であること」。



アイス屋でアイスを食べていると、父が「アイス食べてると喉が乾くのう。水をもらおうか」と、ウェイターさんに「ウォーター、みんなに」と言って(笑)、丸テーブルに弧を描くようなジェスチャー。このカタコト英語は見事通じ、大きなボトル瓶1本とグラスが人数分運ばれて来て、「そうか!水は有料だった!」と思い出す父。

22.08.2018


またトイレの際は、トイレスポットも、日本に比べ格段に少ないので(コンビニもないし、中央駅のような大きい駅以外にはトイレがない!スーパーでも、かりれません!)、トイレを見つける度にトイレに駆け込んでいましたが、「飲んで出すだけの行為にヨーロッパでは本当にお金がかかるなあ〜」と驚いていました。(ちなみに子供のトイレ利用は無料です!チップの門番さんに堂々と「子供なので入っていいですか?」と言えば入れてくれますよ〜」)

そう、ヨーロッパではトイレも水も有料ですよね。てか逆に、どちらも無料の国って日本以外にあるのでしょうか?


レストランでは無料で水が運ばれ、トイレがほぼどこでも無料で使用できる国、ニッポンからやって来た私たちも、ドイツに来た当初はこの有料という風習に慣れませんでしたが、今やすっかり慣れてしまい、もはや「有料には有料の良さがある!」とまで思っています。 と、いうのも有料というのは、労働者に優しい。水だって、トイレを維持したり管理することだって、立派にお金がかかります。「サービス」は、結局労働者のタダ働きな訳で、お客様には優しいけど、結局労働者に負担をかけるシステムでもあります。


また、環境に優しいのもいい点。 お金がかかると思うと、人間無駄に使わないもの。水もタダで出されると飲みたくなくても何となく口をつけてしまうけど、お金がかかると思うとあえて頼みません(笑)。


この感覚はもちろんドイツ人も持っているようで、ドイツに来た当初、「日本は水もトイレもタダなのよ!いいでしょ」と私が言っても、あまりいい顔をせず、首を傾げられていましたが、今ならわかる、その気持ち! 私も今や完全にその感覚になりつつあります。


「フランスの持たない暮らし」だとか「ドイツのシンプルライフ」と言った類の欧米シンプルライフ指南書を日本の本屋でもよく見かけますが、このように欧米人の生活ではサービス関連はなんでもお金がかかるので、幼い頃から節制ライフが身についているからかも知れません。