語学学校が終わって以来、時間がある時は、なるべくタンデムパートナーと「タンデム」をしています。

「タンデムパートナー」とは、お互いに言語を教え合う友達関係のことで、私はドイツ人のドルトムント大学の学生にドイツ語を教えてもらい、私は相手に日本語を教えています。メリットとしては、若いドイツ人(私の場合男!)と出会える数少ないチャンスというのも美味しいですが(笑)、やはりなんといっても一番のメリットはやはり生きた言葉をタダで学べるということでしょう。

実際タンデムパートナーが使っている日本語の教科書もなんかどっかおかしいのです(笑)。

「今日のレッスン」のタイトルに「卵は誰ですか?」とでかでかと書かれてありました。
そのタイトルを見て「?」の私。
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よく見るとすぐ下に会話文が書いてあって


Aさん「サンドイッチをみんなで作りましょう」
 Bさん「いいですね。私は野菜を持ってきます」
Cさん「では私はハムを持ってきます」
Aさん「卵は誰ですか?」
 Dさん「私が卵です」 とのコト。



なるほど、卵は誰が持ってくるかを聞きたかったのか。。。確かに日本語の口語って、主語などをよく省略するものね。 しかし、タンデムパートナーは、何かを持ってきたりお願いするときはこれを使っていいんだと思ったらしく、日本食レストランに行った時に水を頼もうとして「私が水です」と言ったそう。

他にも「Aさん「と」Bさんが話している」(und的な「と」)と 「私はBさん「と」出かける」(with的な「と」) の意味が違うことを初めて知ったりと、タンデムで知ることは多いようです。

 しかし、日本語ってドイツ語や英語以上に「感覚」で話す言葉なので説明が非常に難しく、いつも説明に頭を悩ませています。 ちなみに日本で販売してるドイツ語の辞書も「こんな言葉使わないよ」という言葉が結構載っているらしく、笑われたことも。


やはり言語は話してこそ上達!なのだなあ、としみじみ感じます。

*あ、ちなみに日本語を勉強をしているドイツ人は非常に日本的というか奥ゆかしい方が多いので
「生粋のドイツ人」とはちょっと違ってマイルドです(笑)。